貯金をしていくためには、給与などで収入を増やすのか、節約することで支出を減らすのか、もしくはその両方の対策が必要となってきます。そこでおすすめしたいのが、節約をして支出の削減を実現することです。
なぜかといいますと、給与が上がりにくいこの時代に、そもそもの収入を増やすということは簡単ではありません。
一方、節約であれば自分でコントロールできるため、支出を減らした分、それを貯金にまわすことができます。とはいえ、無理な節約をしてしまいますと、日々の生活が窮屈になり長続きしません。
家計を見直して、無理なく長続きする節約方法を紹介していきます。
目次
家計の節約：家計の見直しはどこを見る？
家計の見直しですが、支出の中で節約効果が大きいところから始めるのがポイントになります。ただし、無理のない節約をして、生活になるべく影響がでないようにしましょう。
固定費と変動費
家計の支出を大きく分けると固定費と変動費の2つになります。
固定費とは、住居費（家賃・ローン）や水道光熱費、通信費、保険料といった毎月必ず支払いが発生する支出です。
変動費とは、食費や日用品、被服費、娯楽費といった毎月の支払いが変動する支出です。
- 固定費：住居費・水道光熱費・保険料・通信費・教育費・自動車関連費
- 変動費：食費・日用品費・被服費・美容費・娯楽費・交通費・医療費・交際費
節約するなら固定費の見直しを
節約のイメージですが、たとえば、外食を控えて食費を削ったり、電気をこまめに消したりして様々な変動費を削減していくものと考えている人が多いのではないでしょうか。
この変動費の節約ですが、ある程度コントロールができて効果がすぐ出やすくあります。ただ、変動費の節約は、常に意識をしておかなければならず、やりすぎると生活が窮屈になってしまったり、ストレスを感じて断念してしまう傾向があります。
その反面、固定費の節約ですが、あまり意識されず手付かずの場合が多くあります。固定費の見直しは、手間はかかりますが、実現さえできれば節約効果がずっと持続しますし、生活をあまり変えることなく大きな節約効果を期待することができます。
節約をするならまずは、固定費を見直して毎月の支出を減らし、それから無理のない範囲で、変動費の支出を減らしていくのが長続きする節約方法です。
家計の節約：家計の見直しポイント
節約効果の大きい固定費の見直しポイントについて紹介します。
住居費
家賃や住宅ローンなどの住居費は、固定費の中で大きな割合を占めてくる項目になります。
住宅ローンの借り換え
住宅ローンは借り換えによって負担を軽減できる場合があります。次のような条件をすべて満たすのであれば、ローンの返済負担が軽減される可能性がでてきます。
- 返済期間10年以上
- ローン残高1,000万円以上
- 借り換えにより1％以上借入金利が下がる
借り換えを検討するのであれば、固定金利と変動金利、借入にかかるコストなどを考慮したうえで、事前にしっかりとシミュレーションを行った上で判断しましょう。
家賃の値下げ交渉
賃貸にお住まいであれば、家賃の安い物件に引っ越すことで住居費を削減できます。
また、今住まわれている物件と同じような間取り、同じような築年数の物件を同じエリアで調べてみましょう。今の家賃が相場と比べて高ければ、交渉で家賃が下がる可能性もあります。
もちろん、必ず下がるという保証はありませんが、交渉してみる価値はあります。
保険料
保険料は、住居費の次に割合が高く、見直しによる効果が期待できる項目です。
生命保険や医療保険など
生命保険や医療保険などは、各種年金や健康保険などの公的な保障、資産、家計の状況などを考慮して、保障が過大になっていないかを確認しましょう。過大になっている場合は、適切な保障額になるよう見直しをしましょう。
貯蓄性の高い保険を契約している場合は、基本的に保険料が割高になりがちです。保険料が家計を圧迫している原因なら、掛け捨て型の保険に切り替えましょう。保険料が下がり家計の負担を軽減することができます。
また、同じ保障内容であったとしても、契約する会社によって保険料が違ってきます。複数の保険会社を比較することで保険料の見直しが可能になります。
火災保険や自動車保険など
火災保険や自動車保険などは、適切な補償内容になっているのか確認をしましょう。必要のない補償を外していくことで保険料を節約することができます。補償の内容が被っているのに名前が違ってて気づかないというのはよくある話なので、もし重複しているのであれば解消するようにしましょう。
この保険料も保険会社によって違ってきますので、複数の保険会社を比較して見直しましょう。
通信費
契約しているスマホがdocomoやauなどの大手キャリアであれば、格安スマホに乗り換えるだけで、毎月の通信費を節約することができます。
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電気やガスなどの光熱費
電気料金
電力自由化が始まったことで電力会社を選べるようになりました。電力会社を切り替えることで電気料金を節約できる可能性があります。
また、電力会社を変えない場合でも、契約するプランの変更や契約アンペア数を見直すことによって基本料金を下げることができます。
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ガス料金
家庭用のガスには、都市ガスとプロパンガスの2つがあります。
プロパンガスの料金ですが、都市ガスに比べ割高ですし、ガス会社が自由に料金を設定することができます。そのため地域によっては、相場よりも割高なガス料金が設定されている場合があります。都市ガスの2倍近いガス料金を設定している地域も少なくありません。
また、都市ガスもガス会社を選べるようになっており、ガス会社の切り替えによってガス料金を下げられる可能性があります。
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ガス節約を実現できる簡単3つの節約術
自動車ローンや維持費
車には、いろいろな費用が発生します。自動車ローンやガソリン代、駐車場代、自動車保険料、税金などがかかってきます。
その他にも、車検や故障などのメンテナンス費用がかかり、これらの費用が見直しできれば大きな節約効果が期待できます。
そもそもになりますが、車を保有する必要性があるのか考えましょう。また、複数台お持ちの場合、台数を減らすことはできないかを考えてみましょう。
タクシーやレンタカーなど利用のたびに料金が発生するので一見高く感じるかもしれませんが、もし、ほとんど車を使っていないのであれば、保有し続けるほうがトータルで高くつく場合が多くあります。
車がなければ生活できないような場合を除けば、節約の観点から見ると車を持つことにこだわる必要はないと言えます。
家計の節約：先取り貯金で確実に貯金する
確実に貯金する方法で、お金を先に確保する先取り貯金が有効になります。
先取り貯金とは、毎月の収入からその月の貯金分を先に差し引き、残ったお金で生活をやりくりする方法になります。
この先取り貯金をすることで、お金を使いすぎてしまい貯金に回すお金が残らないということがなくなります。
また、差し引いてしまえば、残ったお金はすべて生活費として使うことができます。貯金をしなければというストレスから解放されます。やりくりに専念ができ、結果として更にお金が余れば、少し贅沢もできますし余裕も生まれてきます。
家計の節約：家計簿アプリを活用する
家計を見直すためには、家計の状態を把握することが必要になります。そこで、便利なツールなのが、スマホで利用できる家計簿アプリです。家計簿アプリは本当に簡単だからおすすめです。
登録した口座やクレジットカードの出入金を自動で家計簿に反映したり、レシートを撮影するだけで家計簿に反映したりと簡単に入力作業が終了します。
また、入力した情報は項目ごとに自動的に集計されグラフ化されます。視覚的にわかりやすく家計の状況を把握できるので本当にありがたいですよね。
マネーフォワード ME
クレジット決済も口座引き落としも自動で記録してくれる
複数の口座やクレジットカードやポイントを一括管理したいのであれば、マネーフォワードがおすすめになります。口座やカードを連携しておくことで、使った金額や用途を自動でグラフ化してくれます。家計簿の大部分をマネーフォワードが作ってくれます。
また、アマゾンや楽天などとも連携することが可能なので、通販をよくする人にもおすすめです。
家計簿Zaim
家計簿を付けることに挫折した人ほどおすすめ
850万ダウンロードを記録した大人気の家計簿アプリになります。
人気アプリということもあって、レシート読み取り機能や連携機能、つけ忘れ防止のアラームなど、本当に便利な機能が満載です。
ロックをかけることができるので、安全性を気にする人にもおすすめです。
家計簿Dr.Wallet
レシートをオペレーターが入力代行するから正確
ユーザーが撮影したレシートをオペレーターが手作業で直接入力し分類してくれるのが特徴になります。
レシート撮影機能だと、場合によってはうまく読み取ることができず、イライラしてしまうことが多いかと思います。このアプリであれば、手作業で入力してくれるので安心です。
オペレーターがレシートを分割して入力するから、プライバシーも守られる仕組みになっています。
家計の節約術に関するまとめ
貯金をするために家計の節約ポイントは、固定費の見直しです。固定費の見直しは手間もかかりますが、一度見直しができれば節約効果を持続することができますし、効率よく家計を改善してくれます。
akari
