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光熱費を節約するために大事なのこと
光熱費を減らすことで大事なのは、使わないということではなく、上手に使うことです。
部屋が寒いけど、光熱費を抑えるためにエアコンは付けない!そんなことを考えを実際にエアコンを付けるのを遠慮していたりしませんか?
エアコンを付けなければ、その分の電気代が浮くことになります。ですが、そのことによって風邪を引いてしまっては元も子もありません。病気によっては医療費がかさんでしまい、逆に生活を苦しめる結果になるかも知れません。
節約する気持ちは大事ですが、決して無理をすることではありません。無理をせず上手に使う方法を覚えましょう。
今回は今すぐ実践できる節約術を紹介していきますので、参考にしてみてください。
電気代を節約する4つの方法
省エネ家電に買い替えると電気代の節約に
電化製品は古ければ古い製品ほど消費電力が大きい傾向にあります。
例えば、32型の液晶テレビになりますと、年間の消費電力量は、2006年製で161kWhになります。それが、2014年製のものになりますと59kWhに留まります。
ちなみにこの年間消費電力量とは、テレビを1日平均4.5時間視聴し、残りの時間は待機電力が発生しているという仮定で求められた数字です。単純計算だと、年間消費電力量×電力量料金単価で1年間の電気代を計算できます。
2006年製のテレビは年間で、161kWh×25円=4,025円かかり、2014年製のテレビは年間で、59kWh×25円=1,475円なので、年間2,550円もの金額をテレビで節約することができます。
省エネの電化製品は初期費用はかかりますが、長い目で見ればお得になるので、ぜひ検討してみましょう。
エアコン代の節約には工夫が必要
エアコンは電化製品の中でも消費電力が大きいことで有名です。暑さや寒さの厳しい時期にエアコンは大活躍ですが、使えば使うほど電気代が増えてしまいます。
エアコンを使う時に役立つのが、サーキュレーターが便利です。
たとえば、エアコンの暖房ですが、エアコンを付けたとしてもなかなか部屋が暖まらないことってあるかと思います。暖かい空気は軽いため天井付近に溜まっています。それをサーキュレーターを使って、天井付近に溜まった暖かい空気を下の方へと循環させてくれます。早く部屋を暖めることができるのです。
また、エアコンはフィルターの掃除が重要です。フィルターはホコリを除去する役割があり、掃除をしないとフィルターが汚れてしまいます。汚れているとスムーズに空気を吸い込むことができず、エアコンに余計な負荷がかかり消費電力が上がってしまいます。
こまめにフィルターを掃除することで、最大25%もの電気代を節約することができます。フィルターの掃除だけでなく、室外機の周りも掃除をしましょう。ゴミや草取りなどをして室外機を適切に管理をすることで電気代を節約することができます。
そして使い方ですが、エアコンの電源を頻繁に付けたり消したりすることは止めましょう。エアコンの消費電力は、電源を付けた直後に最も消費するので、付けたり消したりしていると電気代が増えてしまうことがあります。温度を適温に設定しておいたうえで、風量を自動運転に設定しておき、無駄な電力消費を抑えて電気代を節約しましょう。
テレビをこまめに切る
何となくテレビを付けっぱなしにしている人も多いのではないでしょうか?
液晶テレビで電気量料金の単価が25円の場合ですが、テレビを1日に1時間スイッチを切っておくだけで、年間約630円の電気代を節約することができます。
さらに、テレビ画面の明るさも電気代に関わっています。明るさの設定を最大から中に変えるだけで節電できます。明るさが必要ない場合には、明るさを抑えるようにしましょう。
夜に電気を多く使うなら
電力会社との契約で従量電灯を交わしているご家庭が多いかと思われます。この従量電灯とは、一日中どの時間帯に電気を使ったとしても料金が変わらないというプランなんです。
もし、昼間は家を留守にしていることが多いのであれば、時間帯割引のプランを選ぶ方法があります。
東京電力であれば、夜トク8という契約プランがあり、午前7時から午後11時までを昼間、午後11時までを夜間としていて、昼間は1kWhあたりが32.14円に、夜間は同じく1kWhあたりが20.78円になります。
昼間に使うより夜間に使った方がお得になります。生活スタイルによってプランを選び今よりも大幅に電気代を節約することができるかも知れません。
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節水シャワーヘッドが節水に不可欠
お風呂で必ず使うのがシャワーですが、ついつい出しっぱなしにしてしまう人も多いかと思います。そこでおすすめしたいのが、水の出る穴を減らした節水シャワーヘッドです。
節水シャワーヘッドは、節水効果が高いにも関わらず、シャワーの勢いも十分確保できます。
ため洗いとスポンジの買い替え
キッチンでも節水することができます。使ったお皿を洗うときに水を出しっぱなしにしてしまっている人も多いはずです。1日単位だと微々たる金額かもしれませんが、毎日のことになると家計を圧迫してしまいます。
それを避けるためにも、ため洗いをおすすめします。
洗い終わった食器を入れる桶を用意して水を張っておきます。そこに、洗い終った食器を入れていくことで、洗剤が落ちますし、そのあとのすすぎも軽くで済みます。
食器洗い用のスポンジも見直すのも節水に効果があります。スポンジによっては、泡立ちが良く汚れがすぐ落ちるものもありますので、水道代を節約することができます。
トイレも節水できる
トイレのレバーですが、用途通りに使っていますか?トイレのレバーには大と小がありますが、それ通りに使っている人って実は少ないのではないでしょうか?
古いトイレですと、大で流すと1回10リットル以上の水を使ってしまうことがあるそうです。適切に使うことで節水効果を見込めます。可能であれば外出先で用を足してしまうのも有効です。
ガス代を減らすなら入浴や料理で見直す
お風呂の蓋を閉めて、追い焚きも最低限にする
お風呂でお湯を溜めている時は、こまめに蓋を閉めて温度を下げないのが鉄則です。また、お風呂に順番で入る時は、なるべく間隔を空けないことも重要です。つまり追い焚きを使う機会を減らしましょう。
これらのことを心掛けることで、年間3,000円くらいのガス代を節約することができます。
下茹では電子レンジを使い、解凍は冷蔵庫を使う
野菜を下茹でするときに電子レンジを使うのもガス代節約に効果的です。ビニール袋などにカットした野菜を入れて、レンジに入れて加熱します。加熱時間は好みによりますが、たとえば、3束のほうれん草であれば、600Wで3分ほど温めれば大体アクも抜けます。
また、冷凍食品ですが、調理する前にあらかじめ冷蔵庫を使って解凍しておきましょう。そうすることで、料理の時短に繋がりますし、ガスの使用量も減らすことができます。
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電気代や水道代、ガス代の節約ですが、どれも簡単で今すぐにでも始められそうなものばかりです。
ちなみに、2人以上世帯の光熱費の平均は、冬で3万円を超えてくると総務省のデータで示されています。もちろん、この金額を丸々削減することは難しいですが、少しずつ減らしていくことは可能です。
節約で重要なのは、続けることです。一番最初に言いましたが、快適さや便利さを犠牲にすると、光熱費の節約は長続きしないでしょう。すぐに挫折してしまったり、続かない節約は全く意味がありません。
紹介した方法を参考にしてもらって、楽しく続く光熱費の節約を実現してください。