二人暮らしを始めるといろいろな疑問や不安がでてくるかと思います。とくにお金の部分での不安は大きいはずです。
「毎月どれくらいの生活費が必要になるの?」「生活費はどのように分けたらいいの?」などお金にまつわる不安はいろいろありますよね。
今回は、そんな二人暮らしにかかってくる生活費や管理、節約方法などを紹介していきます。
目次
二人暮らしにおける生活費の平均額
二人暮らしでの毎月かかってくる生活費の平均額を把握して、お金の準備をしておくと安心です。
エリア別の1LDK・2DKの家賃相場
二人暮らしの多くの場合、ある程度の広さが必要になってくるため、1LDKもしくは2DKの間取りを選ぶことが多くなってきます。
エリア | 家賃相場の平均 |
---|---|
札幌市10区 | 約49,000円 |
東京23区 | 約150,000円 |
名古屋16区 | 約75,000円 |
大阪市24区 | 約80,000円 |
福岡市7区 | 約69,000円 |
生活費の全国平均額
家賃を抜いた二人暮らしでの生活費は、総務省統計局の調査だと全国平均で月に約220,000円かかると発表されています。
ただし、この発表のデータは、やや高い水準となっているためご家庭のライフスタイルによってはこのデータよりも大幅に安く抑えることが可能になってきます。
費用項目 | 二人分の平均金額/月 |
---|---|
水道光熱費 | 約19,000円 |
携帯料金・ネット回線代 | 約18,000円 |
飲食費用 | 約69,000円 |
生活雑貨費用 | 約11,000円 |
交通費 | 約7,000円 |
洋服代・理美容代 | 約35,000円 |
趣味代・交際費 | 約57,000円 |
合計 | 約220,000円 |
二人暮らしを始める前に
二人暮らしを始める前に生活費について確認しておかないとトラブルになりかねません。
生活費について話し合う
「生活費の管理方法」や「どうやって貯金をしていくか」、この2点については必ず話し合っておきましょう。家賃や光熱費など項目ごとに分担していくのか、一定額を出し合って生活費用をわけるのかなど、管理方法を決めておくことがとても重要です。
貯金をする場合は、結婚や自宅の購入といった目的に必要な額を計算して、毎月いくらずつお金を貯めるべきかしっかり話し合いましょう。収入のうちの2割くらいを貯金にまわしたいところです。貯金用の口座を作って二人で貯めていきましょう。共同作業になりますので、モチベーションが落ちにくくあります。定期預金口座を開設して、二人のうち一方が簡単にお金を引き出せないようにするのがポイントになります。
また、生活費を把握するうえでお互いの収入をきちんと共有しておきましょう。把握しないままで二人暮らしを始めてしまうと、二人にとって適切な生活水準が保てなかったり、無理な貯金額を設定してしまいます。
お金の使い方を確認する
もう一つのポイントとして、お互いのお金の使い方も知るのが大事です。お金の使い方で喧嘩や別れの原因にもなり得るので、事前に知っておくべきです。
- 買い物中に無駄なものを買っている?
- お金のかかる趣味がある?
- タバコやお酒などの購入頻度が高い?
- お金の使い方が計画的?
- 貯金をしているか?
- クレジットカードばかり使っている?
- 一人暮らしの経験がある?
一人暮らしが未経験の場合は、注意が必要かもしれません。一人暮らしを経験して、生活費を自分で支払っている人と実家暮らしで生活費を親に負担してもらっている人とでは、金銭感覚に大きな違いが生じてきます。もし相手が実家暮らしの場合は、生活費にいくら支払っていたのか、何に使ってきたのかを聞いて、違いがあれば埋めておくようにしましょう。
二人暮らしにおける生活費の管理方法
お金のトラブルを避けるためにも生活費の管理方法を事前に決めておきましょう。
項目ごとに支払い担当を振り分ける
たとえば、相手に住居費や水道光熱費といった固定費を支払ってもらい、食費や交際費などを自分が支払うなど、項目ごとに分担していく方法です。
メリットとしては、分担することによって支払う項目が明確になりお金が管理しやすくなります。とはいえ、項目によって変動してくる場合もあり月の負担が大きくなってしまい、不公平に感じてしまうというデメリットもあります。
この不公平感をなくす対策として、負担する上限金額を決めておき、上限を超えた分は相手も一部負担するといったルールを決めておけば防げるはずです。
項目ごとに分担する管理方法は、収入に差がある場合におすすめです。収入が多い方が多く項目を負担することで、収入が少ない方としても不満を感じにくくなるでしょう。
生活費を折半する
この管理方法は、全ての生活費をきっちり折半するという方法です。お互いに同額程度の生活費を出し合いますので、残ったお金を自由に使えます。公平という点に関してはこの管理方法が一番です。生活費を折半する方法のため、二人の収入が同じくらいの場合にこの方法が向いています。
収入を合算して管理する
給料などの収入があったときに一度合算して、相手かご自分のどちらかが管理をする方法になります。収入を合算することで管理は楽になりますが、管理をしていない方から見るとお金の流れが不透明になります。そのうえ、自由に使えるお金も制限されるため不満やストレスを感じやすいというデメリットもあります。
家計簿をつけて定期的に生活費の状況を共有したり、おこづかいの金額を必要に応じて調整するなど、相手に対する気遣いが大切です。
相手やもしくは自分がお金にルーズであったり、相手もしくは自分が働いていない場合におすすめの方法になります。
二人暮らしにおける生活費の節約術
二人暮らしの生活費のなかでも、家賃や光熱費、食費などは出費がかかってくる項目なので、節約することができれば家計への負担もグッと下げることができます。
家賃における節約術
入居した後に家賃を節約することは難しいため、部屋探しのときに少しでも賃料の安い物件を探すのがポイントになります。絶対に譲れない条件と妥協してもよい条件を整理して、不動産屋に条件を伝えるようにしましょう。
たとえば、駅から遠くてもいいから築浅の部屋を選んだり、築年数は古くなってもいいが部屋の中はリフォーム済みなど、妥協点を探しながら賃料が安くなるよう探していきましょう。
光熱費における節約術
光熱費の節約ですが、エアコンの設定温度を調整したり、お風呂の追い炊き回数を減らすといった日々の節約が大事ですが、それとは別におすすめしたいのがガス会社の見直しです。
お得になる様々なプランがありますので、ライフスタイルに合ったガス会社を選ぶことで大幅な節約効果が見込まれます。
ガス会社の切り替えはインターネットで申し込みができますし、現在契約している会社の解約手続きも新しいガス会社が代理でおこなってくれますのでとっても簡単です。
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食費における節約術
食費を安く抑えるためには、自炊が欠かせません。一人暮らしと比べて二人暮らしの場合は、食材を余らす失敗が少なくなるので、安いときにまとめ買いをおすすめします。そして、すぐに使わない食材は下処理をして冷凍保存しておきましょう。
自炊を長く続けることで食費を節約することができますが、厳しいルールを作ってしまっては自炊が続かずに節約になりません。ルールを作りすぎず、余裕のある方が調理するくらいにとどめておくと長続きします。
まとめ
二人暮らしをするにあたって、お金について話し合うことが大事なのはご理解いただけたかと思います。
お互いの収入や使い方が不明確だと、二人にとって最適な生活費が把握できず、二人暮らしが続いていきません。そんな状況を避けるためにも、何でもオープンに話し合っておきましょう。
これは、お金の話だけでなく、2人のこれからの関係を続けていくためにも、オープンな関係を築いておくことでコミュニケーションも円滑になり、楽しい二人暮らしを過ごせることでしょう。