新旧家電で電気代を比較!電気代を節約するならどっち

新旧家電で電気代を比較!電気代を節約するならどっち

日本人は物を大事に扱うこともあり、古い家電であっても現役で動いていたりします。家電が古くても問題なく動いていれば、とくに買い替えを考えることはないでしょう。

物を大事にするという考え方はとても素晴らしいことですが、家電での節約という観点からですと、この考え方は見直した方がいいのかもしれません。なぜかといいますと、古い家電と新しい家電での電気代を比較すると、大きな違いがでてくるのです。

古い家電は電気代が高くなる

想像できたかもしれませんが、古い家電ほど消費電力が大きいため、電気代が多くかかってしまいます。

冷蔵庫やエアコン、電子レンジなどの家電は、年々、目まぐるしいスピードで進化を続けています。その進化の過程で、省エネ化も一緒に進んでいます。

そういった事情から数年前の家電と最新家電を比べるとどうしても電気代に違いがでてきてしまいます。最新機種の家電に買い替えることで、年間1万円以上もの節約になることだってあります。

家電別に電気代がどれだけ違うのか紹介しますが、この電気料金はあくまでも目安になります。家電の使用方法や機種によって条件が変わりますので、当然ながら電気代は変わってきます。

冷蔵庫の電気代は3分の1に

冷蔵庫の電気代は3分の1に

冷蔵庫の電気代
  • 10年前のモデル:年間17,000~20,000円の電気代
  • 最新モデル:年間5,000~10,000円の電気代

数ある家電の中でも冷蔵庫は、新旧での差が顕著に出てきます。もちろん機種によって違いますが、10年前のモデルと比べると電気代が3分の1以下になることもあります。

一般的な500リットルの冷蔵庫で考えてみると、10年前のモデルだと年間で17,000〜20,000円くらいの電気代がかかってきます。

最新の冷蔵庫であれば、年間で5,000円前後の電気代といわれており、10年前の冷蔵庫との差は歴然です。新しい冷蔵庫に買い替えることで、年間10,000円以上の電気代を節約することが可能になります。

冷蔵庫の買い替えは、タイミングが難しいので昔に買った物を当たり前に使っているかと思います。

最新の冷蔵庫であれば、省エネはもちろんですが、食材が入れやすくなっていたり、真空チルドがついていたりと、冷蔵庫の利便性が高まっています。

古い冷蔵庫は、故障などのリスクもありますし、買い替えを検討することをおすすめします。

冷蔵庫の買い替えの目安
  • 寿命:10年
  • 買い替えタイミング:8年

年中無休で動き続ける冷蔵庫ですが、その寿命は一般的に10年くらいと言われています。メーカーでも10年保証というくらいですから、やはり目安は10年と考えていいかと思います。

とはいえ、冷蔵庫が突然の故障してしまっては困ってしまいます。購入して8年くらい経過したら、買い替えを検討しましょう。

家庭での電力消費において、冷蔵庫が占める割合はトップクラスです。電気代の節電の観点で考えれば、早めの買い替えをおすすめします。

洗濯機の電気代は2分の1に

洗濯機の電気代は2分の1に

洗濯機の電気代(※乾燥機は含まない)
  • 10年前のモデル:年間14,000円の電気代
  • 最新モデル:年間7,000円の電気代

冷蔵庫ほどの電気代の節約はないものの、洗濯機の買い替えで十分すぎる節約効果を発揮します。

10年前のモデルの洗濯機は、年間の電気代が14,000円くらいだったのに対して、最新モデルの洗濯機なら7,000円くらいにと半分の電気代に抑えることができます。

もちろん洗濯機も機種によって節約できる電気代も違ってきますが、年間の電気代を約5,000円くらいには節約できるでしょう。

乾燥機も備えているご家庭もあるかと思いますが、乾燥機は洗濯機よりも電気代がかかってきます。乾燥機の電気代も含めて考えると、電気代の差は新旧でもっと開いていきます。

最新の洗濯機であれば、電気代はもちろんですが、水道代も抑えられる機種もたくさん販売されています。洗濯機の寿命は、8年くらいと言われています。自分の使っている洗濯機が何年になるのか確認して、もし8年を超えているのであれば節約のことも含めて新しい洗濯機を購入することも検討してみましょう。

洗濯機の買い替えの目安
  • 寿命:8年
  • 買い替えタイミング:7年

洗濯機の寿命は、一般的に8年ほどと言われています。洗濯機の部品ですが、発売されてから7年くらいまでは保有が行われていますが、7年を過ぎてくると部品の製造がストップとなることが多くなり、修理が不可となってきてしまいます。

そういった現状も踏まえ、購入してから7〜8年になるのであれば、洗濯機の買い替えを検討することをおすすめします。

エアコンの電気代は10~20%節約に

エアコンの電気代は10~20%節約に

エアコンの電気代
  • 10年前のモデル:年間20,000~55,000円の電気代
  • 最新モデル:年間15,000~50,000円の電気代

季節限定になりますが、夏や冬に使用が多くなり電気代が高くなるエアコンです。

このエアコンも新しくすることで電気代を節電することができます。10年前のモデルと比較すると10~20%の省エネ効果が見込まれます。電気代ですと、年間3,000~5,000円くらいの節約になってきます。

節電効果が高くない理由として、エアコンは早くから省エネ化が進んでいました。ですが、これは2001年までの話で、それ以前のエアコンだと話は変わってきます。

2000年以前のエアコンになりますと、消費電力が1,500kWhも消費してしまうものもあり、かなり古いエアコンを使っているのであれば、買い替えを検討するべきです。電気代をかなり抑えることができるでしょう。

エアコンの買い替えの目安
  • 寿命:7~10年
  • 買い替えタイミング:5~7年

エアコンの寿命は、当然ですが、使用頻度や性能によって違ってきますが、7~10年くらいが目安になってきます。エアコンの効きが悪くなったり、変な音がするなど故障の前兆が生じてきたら、買い替えを検討しましょう。真夏や真冬にエアコンが故障しますと、生活に支障をきたしてしまいますので、買い替えのタイミングを見極めることが大切になります。

エアコンも年々、省エネ化が進んでいますので、最新機種であればあるほど節約に繋がります。今のエアコンが問題なく動いていても、10年を目安に買い替えを検討するようにしましょう。

テレビの電気代は2分の1に

テレビの電気代は2分の1に

テレビの電気代
  • 10年前のモデル:年間5,000~15,000円の電気代
  • 最新モデル:年間2,000~8,000円の電気代

家庭に1台はあるテレビですが、10年前のモデルと最新モデルとで比較すると電気代は2分の1ほどになってきます。電気代ですと、年間で2,000~4,000円くらいになります。

ただしこの金額は、液晶テレビのことで、4Kテレビやプラズマテレビ、有機ELテレビになってきますと、消費電力が液晶テレビに比べかなり多くなってきます。

また、テレビの大きさも関係してきて、大きくなればなるほど電気代が高くなってきてしまいます。

テレビの買い替えの目安
  • 寿命:6~7年
  • 買い替えタイミング:6年

生活に欠かせないテレビですが、寿命は短くて6~7年ほどと言われています。

テレビの故障の多くは、バックライトが原因になり、突然映らなくなるといった現象が起こります。

新しい機種の方が省エネ化が進んでいることを考えると、購入してから6年以上たっているのであれば、買い替えを検討しましょう。

画面の色合いに違和感がでてきたり、音声が割れているといった、故障の前兆を見逃さないようにしましょう。

その他の家電の寿命と買い替えタイミング

オーブンレンジ

オーブンレンジ

オーブンレンジの買い替えの目安
  • 寿命:10年
  • 買い替えタイミング:5~10年

オーブンレンジは、食品の温めはもちろん、グリル機能といった幅広く調理に活用することができます。よく使う家電ということもあり、進化がめざましく、新製品が出るサイクルが早いことでも知られています。

オーブンレンジの使用頻度にもよりますが、10年くらいで寿命を迎えてきます。オーブンレンジの部品は、メーカーで保有しているのが5年くらいというもあり、故障したら修理をせずに、買い替えを考えることをおすすめします。故障の前兆として、運転中に突然止まったり、原因不明のエラーが起きたりとトラブルが出てきたら買い替えのサインになります。

掃除機

掃除機

掃除機の買い替えの目安
  • 寿命:6~8年
  • 買い替えタイミング:6年

掃除機の寿命ですが、モーターの劣化によって6~8年くらいといわれています。ですので、6年ほど経過してきたら買い替えを検討しましょう。

故障の前兆として、吸引力の低下や異音、異臭などがサインになり買い替えのタイミングとなります。

故障や劣化を防ぐために、紙パックの定期的な交換やフィルター清掃など、細やかなメンテナンスでモーターの負担が軽減することができます。

家電の買い取りサービス

家電の買い取りサービス

家電を買い替えるなら、古い家電を買い取りしてもらったり、もしくは下取りサービスを活用するようにしましょう。

家電の買い取り

家電の買い取りとは、リサイクルショップなどの専門店に、古い家電を買い取ってもらうことです。お金が貰えるだけでなく、いらない家電を処分することができますし、必要とする人に家電を使ってもらえるのはメリットです。

とはいえ、既に故障しているものや古い型式のものは買い取り不可になってしまうことがありますので注意が必要です。

もし家電の買い取りを検討しているのなら早めに検討するようにしましょう。

家電の下取り

このサービスは、多くの電気屋さんが実施していて、古い家電を下取りしてもらい、新しい家電を購入するときに代金から下取り額を差し引いて購入することができます。

家電をお得に買い替える

家電をお得に買い替える

家電をせっかく買い替えるなら、お得な価格で購入したいかと思います。家電をお得に買えるタイミングを紹介します。

家電量販店の決算時期

家電量販店の決算時期が狙い目となります。決算が近づくと電気量販店も売上を上げたいという意識が働いて、値引きをしてくれる可能性が大きくなります。

一般的な家電量販店の決算時期は3月になりますが、時期をずらしている家電量販店もありますので、利用している家電量販店の決済時期を調べて、それに合わせて買い替えを検討しましょう。

家電のモデルチェンジ

家電は新商品がある一定のサイクルで出てきます。お得に家電を買うために狙いたいのが、ひとつ前の型、いわゆる型落ち品です。

型落ち品というと響きが悪いんですが、ひとつ前のモデルというだけでそう大きく性能が変わることがないので、十分に使えるかと思います。十分に使えて値段が下がるのですから、これを狙わない手はありません。

モデルチェンジの目安
  • 冷蔵庫:8~9月
  • 洗濯機:10~12月
  • エアコン:1~3月、10~12月
  • 液晶テレビ:3~5月、9~11月
  • オーブンレンジ:5~9月、11~12月
  • 掃除機:10~12月

もちろんこれらの時期は目安であって、例外も出てくるかと思います。モデルチェンジのタイミングを狙って、安く家電を買いたいですね。

古い家電は買い替えを検討する

家電を使っていると当然ながら寿命を迎えます。家電にもよりますが、寿命はだいたい6~8年くらいです。寿命が長いといわれている家電でも10年くらいです。故障して困る前に、新しい家電に買い替えることを検討しましょう。

最新の機種に買い替えることで電気代を節約することができますし、急な故障などで困るリスクをい回避することができます。

とくに、冷蔵庫やエアコンといった故障が生活に支障が出てくる家電については、各家電の寿命を把握するようにして、適切なタイミングで買い替えすることをおすすめします。