5人家族の食費っていくらが妥当なの?食費を抑える簡単な節約方法

5人家族の食費っていくらが妥当なの?食費を抑える簡単な節約方法

毎日の食事を作ることはもちろんですが、献立を考えたり食材を買いに行くことだって、とても大変です。

子どもの成長とともに食べる量も増えてきますので、家計に占める食費の割合も多くなってきます。とはいっても、食べ盛りの時期に、無理に食費を減らして栄養不足になってしまうのは避けたいですよね。

だけど、思うように食費を節約できなかったり、そもそも他のご家庭がどうなっているのか気になっている人も多いのではないでしょうか。

今回は、そんな5人家族の食費の平均や食費を抑える簡単な節約術を紹介していきます。

5人家族の食費の平均は、7万円以上!

5人家族の食費の平均は、7万円以上!

総務省が2020年3月に2人以上の世帯を対象とした、家計調査報告というものがあります。その調査によると食費をはじめ、交通・通信、光熱費などの内訳は以下のとおりです。 

ちなみに、この表は支出の多いものを抜粋しています。

項目 金額
食費 79,509円
交通・通信 47,231円
光熱・水道 26,712円
教養・娯楽 24,996円

家計の支出の中で最も多いのが食費の79,509円です。 約8万円になりますが、この食費の中には、外食の10,744円が含まれています。その支出を除くと68,765円になります。

この68,765円を平均世帯人数である2.96人で割りますと、1人あたりの支出は23,231円という計算になります。5人家族であれば、5倍なので116,155円がかかってくることになります。 

実際には5人家族の食費は、算出した平均金額よりも少なくなるはずです。

5人家族の理想的な食費は?

住居費でよく言われているのは、賃貸の場合であれば、収入の3割程度に抑えるのがよいと言われています。そういった理想の数字というのは、食費にもあって、支出の15%が理想と言われています。

たとえば、世帯の手取りが45万円あるとした場合、支出の15%だと67,500円が理想ということになります。

先程の総務省の家計調査報告と比べますと、15%くらいの食費に抑えることができれば、約5万円近く節約できることになります。

とはいえ、家族構成によっては食費を15%に抑えるというのは、ハードルが高いかもしれません。

5人家族の食費を減らす節約術

5人家族の食費を減らす節約術

普通に生活していては、食費を15%に抑えていくことは難しいです。そこでここでは、5人家族の食費を減らすための節約術を紹介していきます。

食費を節約することができれば、浮いた分を貯金できますし、将来に対して少しは安心できるのではないでしょうか。

買い物に行く頻度の見直し

食費の節約で重要になるのが、買い物に行く頻度を減らすことです。もちろん、ご家庭によって違いでてきますが、1週間に2回から3回の買い物というのが平均的な頻度と言われています。

買い物に行くと不要なものをついつい買ってしまったりしませんか。この不要な買い物が、食費が高くなってしまう原因なのです。

週1回の頻度がおすすめ

買い物に行く頻度としては、週に1回の買い物がおすすめです。週に1回の買い物だと不安に感じる人もいるかと思いますが、慣れてしまえばどうってことはないかと思います。買い物に行く手間が減って快適に感じられるはずです。

意識すべきポイント
  • 1週間に1回の買い物
  • 1回の買い物は1万円以内

上記のポイントを意識して買い物をしましょう。そうすることで、月に4回の買い物で食費を4万円程度に抑えることができます。

最安値を把握する

買い物の頻度だけでなく、食材の最安値を把握するというのも大切になります。最安値を知ることで、今買うべきなのかの基準を作ることができます

チラシやネットをチェック

チラシも紙だけじゃなく、インターネット上でも見られるようになっていますので、ご自宅にいながら空いている時間に値段のチェックが可能になります。

よく使うスーパーのSNSをチェックすることをおすすめします。スーパーにもよりますが、フォローしたりお友達登録することで、限定のクーポンや割引情報などを入手することができます。

割引情報を活用して、日持ちのするもの優先的に、最安値のときにストックするようにしましょう。

1週間の献立を考える

1週間に1回という買い物の頻度を成立させるためには、買い物で1週間の献立を考えることが大切になります。1週間の献立を考えてから買い物に行くことで、無駄な買い物を防ぐことができます。そして、献立が先にできているので、購入した食材を無駄なく使い切ることができます。

もし、スーパーに買い物に行ったときに、献立のメニューに使う商品とは別のお得な商品があったら、臨機応変にメニューを変えることも大事です。

たとえば、豚肉の生姜焼きにしようと思っていたけれど、鶏肉が安く買える場合には唐揚げに変えるなど、応用力を身に着けておくとさらにお得な買い物ができるようになります

旬のものを取り入れる

食材につけられる値段は季節によって変わってきます。旬の食材であれば、旬の時期に供給量が増えるので比較的安く手に入れることが可能になります。お肉は基本的に価格変動はありませんが、魚や野菜であれば旬によって価格に違いがでてきます。中でも旬の野菜になると、安くて美味しいためおすすめになります。

もし、お住いの近くに野菜の直売所があれば、チェックしてみましょう。農家の人が作った新鮮な野菜をスーパーよりも割安で購入することができます

旬の野菜は、栄養価も高く健康にも良いものばかりです。季節を感じられる旬の食材を取り入れて節約をしながら家族の健康を守っていきましょう。

5人家族の食費の平均と節約術

5人家族の食費のポイント
  • 5人家族の食費の割合は家計の支出の15%が理想
  • 平均的な食費の実際の割合は17%~19%
  • 子どもの年齢によって、食費は変わる
食費を抑える節約方法
  • 週に1回の買い物
  • 最安値の把握して特売日やセールの利用する
  • 地元の農家や直売所から直接買う
  • 旬のものを取り入れる

食費を抑える方法は、1回ごとの節約効果は小さいですが、回数を重ねていくことで大きな節約効果となって返ってきます。できることから、少しずつ始めてみましょう。