洗濯機は、家電の中でも電気代や水道代に対して割合が大きい家電になります。
お住まいの家族が多ければ多いほど一日に何回も洗濯機を使うことになります。洗濯機を回すたびに水道や電気が使われます。
今回は、そんな節約に繋がる洗濯機の選び方を紹介していきます
洗濯機の選び方
洗濯機を選ぶときの基準ですが、多くの人が何を気にしているのかといいますと、まずはサイズです。設置する場所に洗濯機が置けるかどうか最初に確認しなくてはいけないポイントです。洗濯機の置き場所を確認して寸法を測り、どれくらいの洗濯機が対応できるのか必ず確認するようにしましょう。
洗濯機を購入した後に、サイズが合わなかったとなっても後の祭りです。
洗濯機の容量も選ぶ基準になってきます。1日にどれくらいの洗濯物が出るかによって、必要な洗濯機の容量が変わってきます。
容量の目安として、家族の人数×1.5kgと言われています。1人暮らしであったり夫婦だけのご家庭であれば、5㎏程度の容量があれば問題ないかと思います。4人以上の家族であったり、洗濯物がとても多いご家庭では7㎏以上の容量が必要になってきます。洗濯物が多いご家庭だと、9㎏くらいの容量が目安になると言われています。
洗濯機選びが節約に繋がってくる
洗濯機は、家族の人数と洗濯物の量に合わせて選ぶことになります。ここに節約のポイントがあります。
たとえば、4㎏くらいの洗濯物を容量が5kgの洗濯機と容量が7㎏の洗濯機とで洗った場合、7㎏の容量の洗濯機の方が電気代や水道代も多くかかってきます。
とはいえ、日々でる洗濯物に対して洗濯機の容量が小さいものを選んでしまうと、何回も洗濯機を回すことになるため、その分の水道代や電気代がかかってしまうことになります。
洗濯機の容量の目安として、最も効率よく回すことができるのは8割程度と言われています。洗濯物の量を見極めて、その量が洗濯機の8割くらいになる容量を選びましょう。必要な容量を見極めて洗濯機を選ぶことが、水道代や電気代の節約に繋がっていきます。
ちなみに、多くの洗濯機では、洗濯の容量と乾燥の容量は違ってきます。もし乾燥機を使う機会が多いのであれば、乾燥の容量が大きいものを選ぶようにしましょう。
洗濯機の縦型とドラム式どっちがいい?
洗濯機には、縦型とドラム式の2つがあります。この2つですが、どちらが節約効果が高いのか気になるかと思います。
縦型洗濯機
縦型洗濯機のメリット
以前まで主流だった縦型洗濯機ですが、水槽に水をためて渦巻き状の水流を使って汚れを落とします。たくさんの水を使いながら洗剤を泡立てるため、頑固な汚れも落としてくれます。
また、ドラム式の洗濯機と比べて本体価格が安くてサイズとしても小さめになります。さらに、対応する容量が多いことから、選べる選択肢としても広がることでしょう。
縦型洗濯機のデメリット
縦型洗濯機は、しっかり洗えるメリットはありますが、その一方で衣類の出し入れが大変な場合があります。また、ドラム式よりも衣類のシワが出来やすいということもあります。
衣類のシワを少なくしたいのであれば、ドラム式の方が合っているかもしれません。
ドラム式洗濯機
ドラム式洗濯機のメリット
ドラム式洗濯機ですが、ドラムが横になっていて、そのドラムが回転して洗濯物を持ちあげてから洗うという仕組みになっています。このやり方であれば、洗濯物が空気に触れやすいので、効率よく乾燥させることができます。
さらに、ドラム式洗濯機は、少量の水で洗うことができるため節水性に優れています。
ドラム式洗濯機のデメリット
ドラム式洗濯機は、節水に適しているメリットがありますが、縦型と比べて衣類にダメージを与えやすいというデメリットがあります。
また、洗濯機本体のサイズが大きいこともあり、設置場所のスペースが小さい場合には設置できないということもあります。
最近だと、スリムなドラム式洗濯機も出てきましたが、扉が横に開くことを考慮した上で設置場所には注意が必要となります。洗濯機の前面に十分なスペースを確保することができているか、扉が開く方向に無理がないかを確認してから購入するようにしましょう。
洗濯機の使い方で節約
今、販売されている洗濯機であれば、昔の洗濯機に比べて節水機能がかなり進化しています。古いタイプの洗濯機を使っているのであれば、新しい洗濯機に買い換えることで水道代を節約することができるでしょう。
水道代や電気代を節約するため、率先して使いたいのがスピードコースです。スピードコースを使うことで、節水はもちろんですが、回す時間を短くすることができるため、通常のコースと上手に使い分けて節約をしていきましょう。
ちなみに、洗濯時間が短くなると汚れが落ちないのではと思うかもしれませんが、洋服についた汚れや皮脂が落ちる割合としては、洗濯時間は10分がピークと言われています。それ以上の洗濯時間をかけたとしても、汚れが落ちる割合は横ばいです。むしろ、長くなれば洗濯物が痛んでしまうこともあります。
また、洗剤の使用方法ですが、多く使えばよく落ちるというものでもありません。洗剤が多すぎると溶け残りが発生して、その分、すすぎが増えてしまい水道代や電気代が無駄にかかってしまいます。落ちにくい汚れは手洗いをするようにして、洗剤は適量に留めるようにしましょう。
洗濯物の量が少ないときは、まとめてから回したりと使い方を工夫することで節約することができます。
akari