家計のことを考えていくと、このぐらいは貯金したいという目標がでてくるかと思います。今回は、そんな目標の貯金額を実現するために必要なステップを順序立てて紹介していきます。
目次
目標額を達成するためにやるべき５つのこと
その1：お金を貯める意味を明確にする
どういう理由があって貯金したいと思うのでしょうか。貯金したいと思うということは、そのお金を使って何かをしたいと考えているからではないでしょうか。
貯金をしたいと思うのなら、なぜ必要なのかその理由をいつでも思い出せるようにしておきましょう。そうしないと、何のために貯金するのかわからなくなってしまいます。
目標金額も併せて決めるようにしましょう。漠然とただ貯金するというのは、結局、長続きしないからです。
その2：毎月の支出を把握する
貯金をするためには、当然ですが収入よりも支出を抑えることです。貯金がなかなかできないという人は、この根本的なことを理解していないのではないかと思います。
そしてこのことが分かっていたとしても、ご自分の収入と支出が毎月どれぐらいあるのかをしっかりと把握しておかなければなりません。
収入を把握することは、月1回の給料なので把握しやすいかと思いますが、問題となるのは支出の方です。これを把握するためには、家計簿を付けてしっかりと管理をするようにしましょう。
家計簿をつけるためにも、レシートをしっかりともらうようにしましょう。家計簿は、紙のものでもアプリでもなんでも構いません。管理しやすいものを選び、とにかく記録しておくことが大切です。
その3：支出の中で節約できるところを見つける
支出の中で、節約できそうなところを見つけることが大事です。節約効果が一番大きいのは、毎月払っている固定費の削減です。
スマホなどの通信費や飲み代などの交際費、お菓子などの娯楽費、習い事などの月謝という毎月かかってくる固定費を本当に必要なものなのか重点的に見直してみましょう。
大事なこととして、ご自分にとって必要なことなのか！これに尽きるかと思います。
支出の中でこれ以上節約できないと思っていたとしても、本当に必要なことなのかと考えてみれば、まだまだ節約できる項目は見つかるはずです。
その4：目標金額を実現する期限を決める
目標の貯金額を実現するために、いつまでにその金額を達成させるのか決めておきましょう。
今年の夏8月までに！今年いっぱいで！といった感じです。
もちろん、期間はいくら長くても問題ありませんが、あまり長い期間を設定してしまいますとダレてしまって、目標を見失うこともありえます。
ですので、長い場合でも1年ぐらいにしておいたほうがいいかと思います。
目標に対して期限を決めると、行動しやすくなるというメリットがあります。ある程度、自分にプレッシャーをかけるのは大事なことです。
その5：先取り貯金をすると確実に
支出の項目を洗い出し節約ができれば、あとは貯金していくだけです。
より確実に貯金するのであれば、毎月、確実に貯金ができる仕組みを作ってしまうのがおすすめです。
給与などの収入があったときに、毎月貯金したいと思っている金額を先に確保してしまうのです。いわゆる先取り貯金です。
月に20万円くらいの収入があるのなら、5万ぐらいを貯金して、残ったお金で生活するわけです。
もちろん状況によって、貯金できる金額は変ってくるかと思いますが、毎月強制的に貯金できる仕組みを作ってしまえば、深く考えることなく貯金をすることができます。
無駄な支出を減らしていき、浮いたその分を貯金にまわしていきましょう。収入から支出の差が大きくなればなるほど、貯金額が増えてきます。
仕組みを作るまではいろいろと大変ですが、一度作ってしまえば、あとは自動的に近い感じで貯金が増えていきます。
1000万円の貯金額を達成するためには
実際、貯金額が1000万円となると、遠い夢のように思うかもしれません。この夢みたいな金額を現実的な目標にするためには、貯金までの道順を逆算しましょう。
そのうえで、まずやるべきこととしては1カ月あたりの収入と支出を把握することです。
もし仮に毎月5万円くらい貯金ができて、ボーナスとして40万円の貯金ができたのなら、年間100万円の貯金ができることになります。
この100万円の貯金を10年続けられれば1000万円を実現することができます。200万円の貯金ができるなら、かかる年数は5年になります。
これは仮で大まかな計算になりますが、ご自分で計算する場合は、収入と支出をしっかりと把握した上で、1000万円までに必要な年数を逆算するようにしましょう。
貯金をするうえで、毎月の給料が出たらその何割かを強制的に貯金しちゃいましょう。割合の目安としては、20～30％ぐらいです。もちろん、これは目安なので手取りの金額次第では、割合を増減させても問題ありません。大事なのは、毎月、確実に貯金をする状態にするということです。
たとえば、手取りが20万円であれば、4～5万円を貯金するというイメージになります。ボーナスは、余計なものに使わず思い切って全額を貯金してみましょう。
もし可能であれば、節約や貯金だけでなく、収入を増やすことも検討しましょう。収入が増えることで貯金にまわせる金額が増えるので、1000万円にかかる年数を減らすことができます。
今の勤め先で仕事を頑張ったり、キャリアアップを目指したり、副業を始めたりとやれることはいろいろありますので、ご自分に合った方法で検討してみましょう。
