天候の影響によって影響を受けるのが野菜価格です。日照不足や長雨によって野菜の生育に影響がでて、スーパーや八百屋さんに並ぶ野菜の値段が上がってしまいます。
野菜の値段が上昇していると買うのをためらってしまったり、そもそもの食費が増えてしまいますので、家計を担う者としては困ってしまいますよね。
野菜が高いこんな時こそ、貴重な野菜を無駄なく大切に使うテクニックが必要になってくるのです。
そこで今回は、野菜が高騰しときにこそ活用して欲しい野菜の上手な使い方を紹介していきます。
目次
買いすぎないで使い切るを徹底する
野菜がいつまでも高いわけじゃないと割り切る気持ちも大切です。普段通りの買い物を心がけるようにして購入した野菜をきちんと使い切れるようにしましょう。もちろん、高すぎる野菜は買わないというのが前提です。
普段よりも高くなっている野菜を食べ残してしまったり、使い切れなくて野菜を捨ててしまっては本末転倒であり、のちのち家計に響いてきます。
冷蔵庫に野菜がまだあるときには買い足さずに、とにかく使い切るようにしましょう。
野菜以外の食材を使って安く抑える
野菜が高すぎて買えない場合には、その以外の食材を節約するようにして予算を達成していきましょう。
おすすめなのが、割安で買える豚のこま切れや鶏の胸肉、ひき肉などをメインに使うようにすると予算内に抑えることができます。
野菜を買うにしても、日もちする根菜であったり冷凍できる野菜をいつもより多めに買うようにすれば購入頻度も下がりますし、高い時期に野菜を買わなくて済みます。
無人販売所で野菜を買う
お住まいの場所によっては無人の販売所などがあって、地元で採れた野菜が安く売っていたりします。無人販売所であれば、配送費や手間がかからない分、スーパーで買うよりもおトクな場合がほとんどです。近くで取れた野菜という安心感もありますし、安くて新鮮というお得要素しかありませんね。
価格が安定している乾物で野菜不足を補う
ひじきや切り干し大根などの乾物をストックしておくと、野菜が高いときに非常に便利に使えます。野菜が高くて買えないときや品揃えが少ないときに、乾物があればさっと使えて重宝します。乾物は、スープや炒めもの、煮ものに使えて万能食材だから普段使いでもヘビロテできます。
買った野菜を無駄なく使い切る
レタスやキャベツを長く保存させるには
無駄にしやすい野菜として挙げられるのは、レタスやキャベツなどの葉物野菜です。そのため、葉物野菜を買ってきたら、まずは長く保存できるよう処理をすることが大切です。
キャベツの場合は、中心にある芯をくり抜いてから、その中に湿らせたキッチンペーパーを詰めていきます。その状態のキャベツを新聞紙で包み、ジップロックなどの袋に入れて野菜室で保存しましょう。そうすることで、1週間ちょっとぐらいはおいしく食べることができます。
レタスの場合は、芯の部分に茶色く変色している箇所があるので、その部分を薄く切り落として小麦粉を断面に塗っておきましょう。そうすることで水分の蒸発を防ぐことができます。新聞紙に包んでジップロックなどの袋に入れて野菜室で保存すれば鮮度を保つことができます。
レタスの芯をくり抜くのが面倒と思う人もいるかと思います。そんな場合は、芯に3本ほど爪楊枝を指すことで鮮度を保つことができます。爪楊枝を芯に指すことでレタスの組織を壊すことができ、成長の進行を食い止めることができるのです。野菜は収穫された後も実は成長しているんです。組織が壊れれば、成長が止まりますのでレタスの葉に栄養が流れなくなります。
芯に爪楊枝を指してから新聞紙に包んで、袋に入れて野菜室に入れておけば、約1週間くらいは鮮度を保つことができます。
縦に育つ野菜は立てた状態で保存する
野菜を保存するときに、買った状態のまま寝かせて保存している人も多いかと思います。野菜は寝かせて保存するよりも、立てて保存する方が鮮度を長く保つことができます。
にんじんであれば、水けをふいてからキッチンペーパーで包み、ジップロックなどの袋に入れて野菜室で保存しましょう。
きゅうりであれば、これも水けをふいて、キッチンペーパーにで包み、ジップロックなどの袋に入れて野菜室で保存します。
大根やごぼうなどの長い野菜であれば、冷蔵庫ではなく常温で立てて保存するといいでしょう。
ペットボトルやプラスチックのコップなどを活用すれば、冷蔵庫の中をすっきりと見やすく収納することができます。
根菜類はりんごと一緒に保存する
じゃがいもや玉ねぎ、さつまいも、里芋などの根菜類ですと、保存するときに冷蔵庫に入れてしまうと低温でせっかくの野菜が駄目になってしまいます。
根菜類を保存するときは、新聞紙をひいた上に光が当たらない暗い場所に保存するようにしましょう。その際におすすめしたいのが、りんごを一緒に入れておくことです。りんごを入れておくことで、りんごから出てくるエチレンガスがじゃがいもや玉ねぎの発芽を抑えてくれます。そうすることで2〜3ヶ月は持たせることができます。
ちなみに、りんごが先に傷んでしまうので、1週間くらいを目安に定期的に入れ替えるようにしましょう。
トマトは1個ずつキッチンペーパーに包んで保存する
トマトの場合は、1個ずつキッチンペーパーに包んで、ジップロックなどの袋に入れて野菜室で保存しておきましょう。トマトのヘタを下にして保存すれば、1〜2週間くらい長持ちさせることができます。
トマトをピューレ状にして冷凍庫で保存すれば、2週間くらい持たせることができます。
ほうれん草は50℃くらいのお湯で洗う
ほうれん草は傷みやすい野菜なので、買ってきたらすぐに茹でておくとよいでしょう。
もし、下準備をせずに保存をしてヘタってきたら、50℃くらいのお湯で洗うことをおすすめします。洗うことで、野菜の細胞が水分を吸って瑞々しくなり、美味しさが蘇ってきます。
野菜の保存方法を身につけて無駄をなくす
野菜は上手く保存をしないと痛みやすいものです。
今回は、長持ちさせるための野菜別の保存方法を紹介しましたが、駄目になる前に使い切ってしまう料理の段取りを決めることも大切です。
食費を節約するためには、切り詰めてストレスを感じることなく、自分が続けやすい方法を選択することが大切です。そうすることで、食材のロスが減っていき、食費の無駄が減って家計管理が楽になってきます。値段が高くなっている時期の野菜であれば、よりロスを減らしたいですよね。
使えなくて元気のなくなった野菜を元気野菜に変えることができれば、食費の無駄をカットでき自然と笑顔が増えていくでしょう。