食費節約に欠かせない鶏肉!安くて便利な鶏肉のすぐできる節約術

食費節約に欠かせない鶏肉!安くて便利な鶏肉のすぐできる節約術

食費節約で鉄板食材である鶏の肉。節約をしたいなと考えたときに、まず思い浮かぶ食材だと思います。

ただこのむね肉ですが、お得な食材なのはいいんですけど、パサついてしまったり硬くなってしまったりとちょっと難しかったりする食材でもあります。

鶏むね肉の保存方法や調理に使える簡単な方法を知っていたら、この優秀な節約食材を使いこなせると思います。

そこで今回は、そんな鶏むね肉の保存方法や調理方法などを紹介していきます。

鶏むね肉の栄養を知る

鶏むね肉の栄養を知る

鶏むね肉は、その名のとおり鶏のむねのお肉にあたる部位です。鶏が羽を動かすときに、胸の部分を連動させて動かすため、肉質がもも肉と比べて脂肪が少ないのが特徴です。引き締まっている分、たんぱく質が多さが目立ちます。

人間の筋肉や皮膚、内臓などは主にたんぱく質でできています。そのたんぱく質は、アミノ酸で構成されているんです。このアミノ酸の中には、人間の体内で生成することのできない必須アミノ酸が9種類あります。

その必須アミノ酸が鶏むね肉には、バランスよく含まれているんです。それ以外にも、鶏むね肉には免疫力を高めてくれるビタミンAや代謝を高めてくれるビタミンB群、骨を丈夫にしてくれるビタミンKといったビタミン類が多く含まれているんです。

そして、アミノ酸はビタミンと一緒に摂ることでその効果がアップさせることができるため、鶏むね肉は人間の体を形成するために必要な栄養を効率よく摂取することができる素敵な食材でもあるんです。

お得な日にまとめ買いをする

お得な日にまとめ買いをする

鶏むね肉の魅力として栄養もありますが、1番の魅力としては価格だと思います。全国のスーパーマーケットの平均価格は、100gあたり鶏むね肉の価格は55円になります。人気の鶏もも肉が105円なのを考えると、価格差は歴然ですね。

なぜこんなに差が離れているかは、パサついたりかたいといった印象が大きく関係しているかと思います。つまり、鶏のむね肉はあまり人気がなくて、ジューシーな鶏もも肉を好むから、もも肉のほうが高くなりやすいのです。とはいえ、食費節約としては、鶏むね肉が栄養価が高くて値段が安いというのは、とても嬉しいことです。

基本的にいつでも安く売られている鶏むね肉ですが、お得な特売日にむね肉をまとめて買っておくのが一番賢い買い方になります。まとめて買ったあとは、当日使う分以外は冷凍保存をするようにしましょう。

そのままを冷凍する

一番簡単な保存方法としては、そのままむね肉を冷凍する方法です。むね肉の水気をペーパータオルで拭き取って、ジップロックなどの袋に入れて空気を抜いてから冷凍しましょう。冷凍保存したむね肉を使うときは、冷蔵室で自然解凍をするか電子レンジを使って解凍するようにしましょう。

蒸して冷凍

むね肉を最初から蒸して冷凍しておけば、料理に使うときに時短できます。耐熱皿にむね肉と酒や塩、ねぎの青い部分を一緒に入れてレンジで蒸すだけです。

蒸したむね肉をそのまま冷凍保存してももちろん有りですが、使いやすく細かくしてから小分けにして保存することをおすすめします。小分けにして冷凍しておけば、使いたい分だけを解凍できますし、切る手間を省けますので、包丁いらずで調理することができます。

むね肉をそぎ切りにして下味をつけて冷凍

むね肉を食べやすいサイズに切ってから、酒やしょう油を使って下味をつけて冷凍すれば、解凍後の料理がとても楽になります。下味をつける効果はそれだけではなく、お肉が柔らかくなる効果もあるんです。

下味をつける際に、むね肉と一緒にカットした野菜なども入れておくと、野菜の旨味も含まれぐんと味がアップします。

鶏むね肉を柔らかくするそぎ切りのコツ

鶏むね肉を柔らかくするそぎ切りのコツ

食感がかたくなりがちな鶏むね肉ではありますが、柔らかく仕上げるコツとしてお肉の繊維があります。

お肉がかたくなってしまう理由として、加熱などによって肉の繊維が収縮するためにおこります。これを防ぐために、お肉を叩いたり、調味料に漬けて繊維を壊したりするのです。

そぎ切りというのは、お肉の繊維を短く切ることで、縮んでかたく締まってしまうのを防ぐというわけです。

繊維の方向を知る

繊維の方向を知る

鶏むね肉を買ったら、料理をする前によく観察してみましょう。しっかり見ることでお肉の繊維の方向が分かってくるはずです。

3つのブロックに分けてから切る

3つのブロックに分けてから切る

むね肉は、繊維がいろいろな方向にあるため少し工夫が必要になります。そこでおすすめなのが、むね肉を3つのブロックに分けてから繊維を切るようにするとやりやすくあります。

3つのブロックに分けてしまえば、各ブロックの繊維は同じようにはしっているので、切り分けやすくなります。

繊維の切り方

3つのブロックに切り分けることができたら、ひと口大や薄切りなどの用途に合わせた大きさにしていきましょう。繊維の切り方としては、繊維に対して直角に包丁を入れるのがコツになり、繊維を断つような方向に切っていきましょう。

薄切りにする場合は、まな板に対して包丁が斜めに入るようにそぎ切りしていけば、肉の面積を大きく取りながら、かたくなる繊維を短く切ることができます。

繊維の方向さえ分かれば、特別な道具も必要ありませんので、鶏のむね肉を柔らかくできる簡単なコツになります。

その他の柔らかくする方法

そぎ切りもそうですが、それ以外にも下処理によって、鶏のむね肉を柔らかくする方法があります。

マヨネーズ

マヨネーズは、冷蔵庫に常備しているご家庭が多いので準備としては簡単かと思います。分量としては、むね肉100gに対して、マヨネーズ小さじ1くらいです。塩ひとつまみも一緒に揉み込んでください。たったそれだけです。簡単ですよね。

柔らかくなる理由として、マヨネーズの原料に秘密があるんです。マヨネーズの原料は、卵と油、酢からできています。酢の効果として、お肉の保水効果を高める働きがあります。そして、油がお肉の表面をコーティングしてくれるので、加熱したときに水分が飛びにくいことから、マヨネーズに漬け込むことで柔らかくなるのです。

塩麹

塩麹を使うことで、しっとりと柔らかくなり、それでいてお肉らしい歯ごたえも少し残せる感じになります。分量としては、むね肉100gに対して、塩麹小さじ2くらいで揉み込んでください。

そうすることで、塩麹のうま味がお肉に加わって、奥行きのある深い味わいになります。

発酵食品でもある塩麹ですが、この麹に含まれる酵素がお肉を柔らかくしてくれるのです。塩麹に漬け込むことで旨味が加わるだけでなく、下味もつきますのでそのまま調理ができて簡単です。

まとめ

鶏むね肉は、低価格でありながら低カロリーを実現します。そして色々な料理に使うことができます。食費節約には、鶏むね肉を買わない理由が見当たりません。家計管理の強い味方として、鶏むね肉をぜひ活用してください。