IHクッキングヒーターは、掃除が楽なことや火を使わないということもあり、簡単で安全性の高いことから人気があります。
人気はあるけど気になるのが、電気代はいくらになってくるのかだと思います。今回は、IHクッキングヒーターでかかる電気代や節電するための節約術を紹介していきます。
目次
IHクッキングヒーターの電気代
IHクッキングヒーターの電気代の目安について把握しておくと便利です。
- 1ヶ月あたり1,000~2,000円
もちろん、お使いの機種や使う時間によって変わってきますが、一般家庭であれば電気代が月1,000円くらいから2,000円くらいになってきます。たとえば、IHクッキングヒーターの大手であるパナソニックだと、標準的なメニュー3食で1ヶ月の電気代は約1,020円くらになるそうです。長時間の料理を頻繁に作ったり、大きな火力で調理しない限り、1,000円くらいの電気代で抑えることができます。
この金額をガス料金と比較してみると、ガス料金の方が若干ですが安くなっています。とはいえ、IHクッキングヒーターをオール電化のプランで使っている場合、電気代がガス料金よりも安くなる場合がありますので、負けっぱなしではありません。
ですので、IHクッキングヒーターを導入するのであれば、オール電化用のプランに切り替えを検討しましょう。
IHクッキングヒーターとガスコンロはどっちが安い?
使い方や契約プランによって料金が変わってきますが、IHクッキングヒーターとガスコンロを比較してみます。
- 都市ガス:約12円
- LPガス:約21円
- 電気:約27円
電気代は、オール電化用のプランであれば、朝や夜の電気料金が安く設定されていることもありますので、使う時間を工夫することで、電気代を抑えることが可能です。
オール電化用のプランだと、安い時間帯の料金は12~17円ほどになり、単価が安い時間帯に集中してIHクッキングヒーターを使用すれば都市ガスと同等に、LPガスよりも安く使うことができます。
IHクッキングヒーターは予熱がいらない
IHクッキングヒーターでできる節電方法として、予熱をしないことが有効になります。どういうことかといいますと、IHクッキングヒーターの火力は非常に高いので熱がすぐに伝わります。
たとえば、ガスコンロであれば、フライパンをまず温めてから調理しているかと思います。それが、IHクッキングヒーターであれば、余熱がいらないのです。フライパンに食材を入れた状態から調理を開始しても問題ありません。
もし、昔からのクセでフライパンを予熱をしてしまっているのであれば止めましょう。この節電方法は、覚えておいて損のないテクニックです。
調理器具で節電する
IHクッキングヒーターと圧力鍋の相性は抜群です。圧力鍋を使うことで、料理の時間を短くすることができます。IHクッキングヒーターの加熱するパワーが強いのと圧力鍋の保温性が優秀なのが相まって、少し早めにヒーターの電源を切って放置しても余熱がしっかりと料理を煮込んでくれます。
圧力鍋だけでなく、IHクッキングヒーターには、セラミックやホーローなどの熱伝導の良い調理器具と相性がいいんです。
ガスコンロからIHクッキングヒーターに変更するときには、調理器具も併せて買い替えることになると思いますので、おすすめとしては、なるべく短時間で料理が終わるものを選ぶようにしましょう。
- 圧力鍋
- 無水鍋
- 真空保温調理器
- 鍋底直径15~26cm程度のもの
- 多層構造の鍋
鍋底の直径は、IHクッキングヒーターの加熱面と同じくらいにするのが最適です。加熱面よりも大きすぎると熱が効率的に伝わらなくなります。サイズをしっかり見極めるようにしましょう。
調理器具をIHクッキングヒーターに合わせて選ぶことで、電力消費の時間が自然と減ってきて、節電に繋がっていきます。
タイマーを活用する
IHクッキングヒーターで長時間煮込む場合には、タイマーを使うようにしましょう。使っていない人も多いんですが、IHクッキングヒーターにはタイマー機能が元々備わっている商品も多く、このタイマー機能を使うことで決められた時間に自動的に電源を落とすことができます。つまり、延々と無駄な電力を消費することがありませんので、無駄に電気を使うことを避けられます。
当然ですが、煮込みすぎといったことも避けることができます。
1つの加熱面で2つの鍋を保温する
IHクッキングヒーターならではの節電方法ですが、加熱面の一部に鍋底が触れていれば十分に保温することができます。これを使って、1つの加熱面で2つの鍋を保温することで節電する方法です。
この方法を使うときのポイントですが、熱伝導の良い調理器具を使うことが大事で、加熱面の一部に調理器具が触れているだけで十分に保温されるでしょう。
裏技的な方法ですが、2つの加熱面で保温するよりも節電することが可能になりますので、覚えておくと便利な方法になります。
IHクッキングヒーターを使うタイミングも重要
オール電化用のプランでIHクッキングヒーターを使うときの節電方法なんですが、料理をする時間帯を調整することで節電に繋がっていきます。
オール電化用のプランだと、朝や夜などに電気料金が安くなるので、料理の時間帯を調整することで節電が可能になってきます。
たとえば、17時から電気料金が安くなるのであれば、17時過ぎに料理を作るなどして、電気代を節約をしていきましょう。ちょっとした違いですが、支出としてはかなり変わってくるので、ぜひプランを見直して調整してみましょう。
akari