季節によって電気代はかなり変わってきます。とくに夏場と冬場ではエアコンはフル稼働になり電気代が高額になることも多く、家計を苦しめる原因の一つなんです。
そこで、電気代の見直しをするためにも、エアコンでの節約クニックを紹介していきます。
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目次
エアコンの電源はどうする?
エアコンが消費する電力は、外の気温とエアコンで設定している温度の差が、大きくなればなるほど増えていきます。そして、冬は夏よりも気温差が激しいこともあり、冷房よりも暖房のほうが電気代がかかる傾向にあります。
よく電源をつけっぱなしにしておくとお得になるという話もありますが、必ずそうなるという話ではありません。
たとえば、エアコンの電源をこまめにつけたり消したりするよりも、つけっぱなしにしているほうが電気代は安くなります。ですが、1時間以上の間隔を空けて電源をつけたり消したりするのであれば、つけっぱなしよりも電気代は安くなります。
目安として、30分以上間を空けるのであれば電源を消すようにしましょう。
6畳の部屋でエアコンを使うと電気代はいくら?
部屋の数や広さ、家族の人数などエアコンを使う環境や条件によって、電気代は高くなったり安くなったり違ってきます。
エアコンをつけてから、部屋の温度が設定した温度になるまで、エアコンの消費電力量が最も多くなり電気代がかかってきます。つまり、短時間の間にエアコンを何回もつけたり消したりを繰り返してしまうと、室内の温度が安定しないため電気代が高くなってしまいます。
たとえば、部屋の大きさとして6畳くらいの大きさが標準的であり一般的だと思います。この6畳くらいの部屋でエアコンを使った場合、電気代がどのくらいになるか例に挙げてみたいと思います。
6畳用エアコンの年間電気代
消費電力量 | 594kWh(冷房期間:5月23~10月4日/暖房期間:11月8日~4月16日) |
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設定温度 | 冷房時:27℃/暖房時:20℃ |
時間 | 6:00~24:00 |
年間の電気代 | 約16,000円 |
※電気代は1kWhあたり27円で計算。
上記期間での消費電力をもとに年間の電気代を計算していくと、エアコンにかかる年間の電気代は、約16,000円くらいになります。ただし、部屋の外の気温や冷暖房の設定温度によって電気代は異なってきます。
エアコンの電気代は年間の電気代の約1割を占める
総務省統計局の調査によりますと、電気代の平均として1ヶ月あたり10,825円になるそうです。これを、1年あたりに換算すると129,900円になります。
6畳の部屋で使うエアコンの電気代は、約16,000円くらいなので、年間の電気代の約12%を占めることになります。当然、エアコンの台数や部屋の広さが変わってくれば、電気代に占めるエアコンの電気代は高くなっていきます。
エアコンの電気代を節約することができれば、電気代を安くできるということになります。
エアコンの電気代を抑えるために
エアコンの電気代を抑えるための節約方法を紹介します。
室外機を掃除する
基本的に室外機は外にあることが多いので、室外機が汚れている場合が多くあります。室外機が汚れていると効率が下がってしまい、電力の消費が大きくなってしまいます。掃除機や歯ブラシなど掃除グッズを使って室外機に溜まっているホコリを取り除きましょう。
もし室外機の奥深くまで汚れが溜まっているようなら、専門の業者に頼むのも一つの方法です。
室外機に直射日光を当てないようにする
室外機に直射日光が当たると熱を持ってしまうので避けるようにしましょう。熱を持ってしまうと効率が悪くなり電気代が高くなってしまいます。直射日光が当たらないように室外機を移動するか、日除けを設けて常に日陰になるようにしましょう。日除けには、すだれなどを活用するのも効果的ですが注意すべきポイントがあります。
それは、室外機の排気口をふさがないことです。すだれなどが室外機に近すぎないようにして、必ず風が通る道を作るようにしましょう。
エアコンのフィルター掃除
エアコンのフィルターは、ホコリだらけの可能性があります。定期的に掃除をしないとフィルターにホコリが溜まり効率が悪くなって電気代が上がるばかりか、部屋中に汚れた空気が拡散されることになりますので健康にも悪影響です。このホコリにはダニがいる可能性もありアレルギーも心配です。
ホコリが溜まることでエアコンの性能が弱くなり、電気代が高くなることから、定期的にエアコンのフィルターは掃除をするようにしましょう。
ちなみに、エアコンのフィルターは掃除機で吸うことで簡単に掃除をすることができます。フィルターを取り出して、掃除機で表裏を吸っていくだけです。
もし、余裕があるようでしたら、フィルターを水洗いしてもいいでしょう。掃除機では取れない汚れも取り除くことができます。水洗いした後は、必ず乾かしてから元に戻しましょう。
扇風機やサーキュレーターを使う
扇風機やサーキュレーターを使うことで、部屋の空気を循環させることができ、エアコンの電気代を節約することができます。
冷房のときは、エアコンの向きを水平にして扇風機やサーキュレーターを天井に向けるようにしましょう。暖房の時は、エアコンの向きを下向きにして、扇風機やサーキュレーターを天井に向けてまわすようにしましょう。
古いエアコンを買い替える
エアコンのメンテナンスや掃除をしっかりすることで、エアコン自体が長持ちするようになり長く使うことができます。購入したエアコンを長持ちさせるのはとても素敵なことですが、古いエアコンをいつまでも使っているのは、電気代が高くなってしまう原因になってしまいます。
ちなみに、エアコンの平均使用年数としては、14年くらいと言われています。古いエアコンでも正常に使えていても、買い替えを検討してみてることをおすすめします。
- 冷房や暖房の効きが弱くなってきた。
- 以前よりも電気代が増えた。
- 運転中の音が気になる。
電力会社の見直しで電気代がお得に!
電力会社を変えることで電気代を下げることもできます。
たとえば、電力会社の大手であれば、1キロワット当たり28円くらいですが、電力会社を変えるだけで1キロワット当たり25円や、それよりも安い場合があります。
どれだけエアコンで節約しても、元の電気の単価が高いのであれば効果は薄れてしまいます。
ご家庭の電気代がいくらになっているかを確認して、それよりも安い電力会社があるかインターネットで検索してみましょう。ご家庭の生活スタイルに合わせて、最も電気代が安いところを選ぶことで、さらなる節約に繋がっていきます。
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