毎日の生活に欠かすことができないガス。光熱費に占めるガスの割合も高いことから、ガスの使用をうまく抑えることができればガス代の節約に繋がっていきます。
今回は、ガス代の仕組みであったり計算方法を紹介していきます。ガス代の計算方法を知ることで、ご家庭にあった節約の目標を決めることができますし、ガス代の節約のためにも把握しておきましょう。
目次
基本的なガス代の計算方法と目安
- ガス代 = 基本料金 + 従量料金(単位料金 × ガス使用量(㎥))
都市ガスとプロパンガスの両方でガス代の計算方法を紹介していきます。
都市ガスとプロパンガスの違い
- ガスボンベが家の外にない → 都市ガス
- ガスボンベが家の外にある → プロパンガス(LPガス)
マンションやアパートなどの賃貸住宅の場合は、共用部分にガスボンベを置いてある場合があります。
都市ガスの料金は規制、プロパンガスの料金は自由
プロパンガスの料金は、ガス会社それぞれが自由に設定できるため会社によっての価格差が激しくあります。
プロパンガスの発熱量は都市ガスの約2倍
都市ガスとプロパンガスの発熱量を比べると、都市ガスよりも約2倍の熱を得ることができます。つまりプロパンガスの使用量は、半分でいいわけです。ですが、ガス代の料金は、プロパンガスのほうが高くなってしまうというのが現実としてあります。
都市ガスの計算方法と目安
都市ガスの料金は、どの地域の都市ガスだとしても同じ方法で計算することができます。
- 都市ガス代 = 基本料金 +(ガス単位料金 × ガス使用量(㎥))
基本料金や単位料金は、ガスの使用量によって変動する料金体系になっていますが、一般的な家庭で使われる20~50㎥だとすると、料金の目安は以下のようになってきます。
基本料金 | 1,000円強 |
---|---|
1㎥あたりのガス単位料金 | 約150円 |
ガスの単価は、原料費によって毎月見直しになります。ですので、ガス代の料金表は毎月異なってきます。直近のガス代の料金表が知りたい場合は、契約している都市ガス会社のサイトを確認するようにしましょう。
プロパンガスの計算方法と目安
基本的に計算方法としては都市ガスのと同じになります。ただし、ガスボンベの設置費であったり管理費などを別枠で請求する会社もあります。
- プロパンガス代 = 基本料金 + (ガス単位料金 × ガス使用量(㎥))
プロパンガスの送られてくる請求書には、ガス使用量と請求額しか記載されていないという場合があります。そういった場合に、内訳を把握するために、ガス単価を計算する必要があります。
プロパンガスの基本料金は、一般的に1,500~2,000円くらいと言われていますので、今回は1,500円、ガス使用量が20㎥、請求額を12,000円で計算をしてみます。
- ガス単位料金 =(請求額12,000円 - 基本料金1,500円)÷ ガス使用量20㎥
となり、ガス単位料金が525円ということが分かるのです。
ガス代を節約する方法
ガス代の計算方法を紹介して、ガス代がどのような仕組みなっているか分かっていただけたかと思います。そこで最後に、お風呂やキッチンでの具体的な節約方法を紹介します。
お風呂でのガス代節約!7つの方法
- お風呂のふたはこまめに閉めて熱を逃さない
- 追い焚き回数をできるだけ無くす
- シャワーを使う時間をできるだけ短くする
- 1人ならシャワーを使い、人数が多いならお風呂にお湯を溜める
- お湯の温度を上げすぎない
- 自動お湯張り機能を使う。ない場合は、自動で止められるアイテムを使う
- 節水シャワーヘッドを使う
キッチンでのガス代節約!8つの方法
- 火力は基本中火にする
- 鍋底の水滴は拭き取ってから火にかける
- 煮るより蒸す、蒸すより炒める
- レンジを使って野菜の下茹をする
- 揚げ物は家でやらないようにする
- ゴム手袋を使って洗い物をしてお湯を使わない
- 溜め置き洗いをする
- 余熱を意識して、圧力鍋や保温鍋を利用する
まとめ
ガス代を求める計算式を知っておくとガス代が高いのか安いのか判断をすることができるようになります。ガス代を節約したいのであれば、計算方法をしっかりと把握しておくことが本当に大事になります。
- ガス料金 = 基本料金 +(ガス単位料金 × ガス使用量(㎥))
上記でも紹介しましたが、プロパンガスの場合には、ガス単位料金が不明な場合が多いので、内訳を求める計算方法があります。
- ガス単価 =(請求額 - 基本料金)÷ ガス使用量(㎥)
ガス代の節約のために、ガス会社を見直す
ガス自由化によって、電気と同じようにガス会社を自由に選べるようになりました。ですので、ガスもご家庭に合った料金プランを選ぶことが重要なんです。
プランの見直しをしたことがない人は、これを機会に、ご家庭にぴったりなガス会社を選んで、ガス代を無駄なく、かしこく節約するようにしましょう。
とはいえ、たくさんあるガス事業者から、自分に合うガス事業者やプランを選ぶのは大変かと思います。そんなときに便利なサービスがあります。ご家庭にぴったりなガス事業者のプランを選んで、ガス代を節約しましょう。
akari
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