毎月の食費を考えると少しでも減らせればなと考えてしまうかと思います。とはいえ、家族の健康を考えると栄養のあるものを食べさせたいですよね。
家族の健康と食費の節約、この2つを両立させる必要があるわけです。今回は、家族の健康を考慮しながら、食費を減らす節約術について紹介していきます。
目次
食費は家庭ごとに違う
食費はどのくらいであれば理想なのか疑問に思っている人もいるかと思います。ネットやSNSには、いろいろな食費の金額がでています。毎月の食費ですが、それぞれの家庭によって当然違ってきます。
お子さんの数によって家族構成は変わってきますし、お米や野菜などを貰える環境だったり、激安スーパーが近くにあったりと、お住まいの環境によって様々です。
節約的に恵まれた環境であれば2万円台に食費を抑えることは可能になってきますが、それ以外であれば、理想の食費も高めになってきます。おおよその目安として、3万円~3万5千円くらいになります。
他の家庭が食費を2万円台に抑えているからといって、無理に節約しようと考えなくて大丈夫です。家庭環境によって前提の条件が違うからです。
ご家庭の状況を考えて、理想の食費を考えるようにしましょう。
食費を激減させる20の節約術
ここで紹介する節約術は、できるだけ実践すると節約効果も大きくなります。とはいえ、いきなり全部をおこなうのは無理ですから、できそうなものを選んで挑戦してみてください。
毎月の食費を把握する
食費を節約するために、毎月どれくらいのお金がかかっているかを把握する必要があります。家計簿をつけているのであれば、何にいくら使っているのか分かっているかと思いますので、改善するポイントを見つけていきましょう。
もし、家計簿をつけていないのであれば、今日からでも早速つけていきましょう。ちなみに、スマホの家計簿アプリを使えば簡単に始めることができます。
毎月の食費で何に使っているのか分かれば、自ずとどこを改善すればいいのか見えてきますので、節約がやりやすくなります。
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家計簿で節約を実現!お金が貯まる家計簿の付け方を徹底解説買い物の回数を減らす
食費が高い人は、買い物に行く回数が多い傾向にあります。回数が多いと、単純に出費する機会が多くなりますし、今必要のないものを衝動買いしてしまいます。
買い物に行くとお菓子やお惣菜、新商品など目移りしてしまうものがたくさんあります。ついつい誘惑に負けてしまうこともあると思います。このついついが後々になって食費に影響してくるのです。
ですので、この買い物に行く回数を減らすことができれば、食費を抑えることができるということです。週に1回か2回にして1週間分の食料をまとめて買うようにしましょう。そのうえで、買い物に行く日をスーパーの特売日に合わせられれば、さらに節約が見込めます。
買い物に行く回数を減らすことができれば、かなり食費を節約することができるのでおすすめです。
1週間分のメニューを決める
節約効果を高めるためにも、買い物に行く回数を少なくするだけじゃなく1週間分のメニューを決めて買い物に行くようにしましょう。そうすることで、余計な食材を買う必要がなくなります。また、買う食材も決まっているので、買い物にかかる時間を短縮することができます。
もし、1週間分もメニューを決められないという人は、平日の5日分だけでも決めておきましょう。さらにハードルを下げるのであれば、メインとなるおかずだけでも決めておけば効率的に買い物ができます。
まとめて食材を買うときは、日持ちのことも考えましょう。日持ちしない食材を週の前半にして、日持ちのする食料を週の後半は使うよう工夫をしましょう。
1週間分の予算を決める
買い物に使う予算を事前に決めておく必要があります。買い物の回数を減らしても、1週間分のメニューを決めたとしても、買い物でお金を使いすぎてしまったら意味がありませんよね。
1週間分を目安として食費の予算を決めましょう。例えば、月の食費を3万円以内に抑えるとすると、1週間の予算は7,000円くらいになります。
この予算を決めずに買い物に行ってしまうと、予定していた食費よりも増えてしまうので、節約するのであれば絶対に予算を決めましょう。
安くて便利な食材を使う
代表的な食材として、キャベツやじゃがいも、もやし、玉ねぎ、にんじんなどです。お肉でいうと、ひき肉や鶏むね肉、もも肉なども安くて便利な食材です。その他では、卵や豆腐、ヨーグルト、春雨、ホットケーキミックスなどになります。
これらの食材は様々な料理に使うことができる便利食材です。もし冷蔵庫に残った食材が、使いにくいものだと結局使いきれず賞味期限を過ぎてしまうことはよくあることです。
使いやすい食材であれば、アレンジで1品作れたりしますのでロスを防ぐことができます。特殊な食材であったり苦手な食材はできるだけ避けるようにしましょう。
予定以外のものは買わない
メニューが決まっているのであれば、使う材料も決まってきます。そうなれば必要な材料を買うだけです。
ですが、スーパーに買い物に行くと予定にない食材をカゴに入れてしまうことがあるかと思います。これをやっていると食費がどんどん増えていきます。
これを防ぐためには、必要なものが売っているコーナーしか行かないようにするのです。そうすることで、余計なところに寄り道せず必要な物だけ買うことができます。
また、買い物にかける時間を決めておくのも有効な手になります。時間が決まっていれば、急いで買い物を終わらせようという気になりますので、必要最低限の出費と時間で買い物が終わります。
予定にないものは絶対に買わないようにして買い物をするようにしましょう。
食材は使いきる
食材を捨てるということはお金を捨てるということと同じことです。
予定にない食材を買ったときや使い切れない量を買ってしまったり、食材があることを忘れたなどによって食材を余らせてしまうのです。計画的な買い物を徹底したうえで、冷蔵庫の中を常に把握し、期限切れが近いものから使っていきましょう。
買い物に行くときには、冷蔵庫の中には食材はないというのが理想的です。
食材が長く使えるよう工夫する
食材が長く持てば、買い物に行く回数を減らせますし、捨てる食材を減らすことができます。
たとえば、野菜を長持ちさせようと思ったら、野菜から出る水分を防ぐ必要があります。この水分が腐敗の原因なので、キッチンペーパーでくるんで保存用の袋か容器に入れておきましょう。
お肉であれば、空気に触れると傷みやすくなりますので密閉したうえで冷凍保存しましょう。また、お肉に味噌や醤油などで下味をつけたり、加熱したりすることで長持ちさせることもできます。
少しの工夫で食材を長く持たせることができますので、買ってきた食材を無駄にすることがなくなります。
アレンジを覚える
安い食材を使ってもアレンジをすることができれば、美味しく料理を仕上げることができます。食材は同じだとしても、レシピの数は世の中に数多存在します。
DELISH KITCHENやクックパッドなどで調べてみれば分かりますが、節約レシピがたくさん載っています。それらを見ることでアレンジ力を磨くことができます。
アレンジ力を磨くことができれば、料理の腕も上がりますし家族に喜んでもらえます。
缶詰を活用する
缶詰は、年々進化していることもあり、味やバリエーションの幅が広く、とても便利な食材のひとつです。美味しいこともあり、そのまま1品のおかずとして提供できますし、ちょっとアレンジをすることでメインのおかずにもなりえます。
定番のシーチキンはもちろん、サバ缶ややきとりなどの缶詰は特に重宝します。缶詰は保存食でもありますので、余裕があればストックしておくといざというときに便利です。
コンビニでなるべく買い物をしない
コンビニや自販機で100円くらいだしジュースくらいならいいやと思ったことがあるかと思います。こういったことを繰り返していると致命的です。
140円くらいのペットボトルのお茶を毎日買っていると、月に4,200円の支出になります。コンビニに行くと、ついついお菓子やジュースを買ってしまいます。この小さな出費が積み重なっていくと最終的には食費に大きなダメージを与えることになります。
会計簿をつけていない人や食費の内訳を把握していない人ほど、こういった小さい金額で油断しがちです。なるべくコンビニに行かないようにして、この小さい金額の積み重ねに注意するようにしましょう。
料理の腕を磨く
食費の節約をしていくと、どうしても似たような食材を使うことになります。節約食材を生かすも殺すもあなた次第というわけです。
そこで必要になってくるのが、料理の腕です!料理の腕が上がるとメリットが大きくなります。当然ですが、美味しいと言って家族が喜んでくれますし、健康的なメニューによって家族のサポートができたりします。また、固定になりがちなメニューも腕が上がるにつれバリエーションも増えていきます。
節約の観点からだと、難しい料理に腕を振るうのではなく、定番のメニューの味や見た目のバリエーションを増やす方が効果的です。
節約と一緒ですが、料理の腕を磨くために必要なのは作ることを続けることです。外食やお弁当、お惣菜ではなく、なるべくご自分で料理を作り、家族の反応を確かめながら続けていきましょう。そうすれば、料理はうまくなります。
食材の旬を知る
食材にある旬って知っていますか?
なぜ旬を知っておく必要があるのかといいますと、旬の食材は栄養価が高く美味しいからです。そして、なんといっても、安いので食費の節約には欠かすことのできない食材です。節約はもちろん家族の健康を願うならこれを活用しないわけにはいきません。
- キャベツ(1~4月、12月)
- ほうれん草(1~2月、12月)
- 大根(1~2月、12月)
- 玉ねぎ(5~6月)
- じゃがいも(5~6月、10~11月)
- ピーマン(6~8月)
- にんじん(10~11月)
食費の分析は必ずやる
使った食費に対して分析は必須です。毎月、しっかりと分析する癖をつけるようにしましょう。
- 予算通りに食費を抑えることができたのか?
- 何が原因で達成できてなかったのか?
- 原因を解決するためにはどうすればいいのか?
- もっと減らすことはできないか?
- もっと工夫できるところはないか?
食費を分析することで、もっと良くしようと考え、それが毎月の食費の節約に繋がっていきます。この分析を毎月続けることで、節約に適応した生活に変わっていくでしょう。
家族の協力を得る
家族がいれば、食費は家族の人数分かかってきます。自分だけの費用ではありません。あなたがいくら頑張って食費を節約しても、家族が考えなしにお金を使っているようでは節約になりません。
節約には家族の協力が絶対に必要です。食費を節約する理由をしっかりと伝えて家族の協力を得ましょう。
手作りのおやつに切り替える
意外と忘れられがちなのがおやつ代です。この費用が結構バカになりません。ご家庭にもよりますが、月に相当な金額をおやつが占めている場合もあります。
費用のかかるおやつも手作りすることで、節約することができます。おすすめなのが、ホットケーキミックスです。当然ホットケーキミックスなのでホットケーキが作れますが、それだけじゃなく、クッキーやパンケーキ、ドーナツ、マフィン、パン、ワッフル、スコーン、クレープなどが簡単に作れちゃいます。
健康面を考えても、市販のお菓子や菓子パンを食べるよりも手作りの方が安心できますよね。
ホットケーキミックスをどう使うかは、DELISH KITCHENやクックパッドなどに載っているので参考にしてみてください。
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お菓子代を節約!食費節約中でもお菓子をお得に食べる方法調味料もできるものは手作りする
調味料を普通に買うと高く、安売りスーパーで購入したり、手作りをすることで節約することができます。
ドレッシングがいい例で、使いきれず冷蔵庫に入りっぱなしや消費期限が切れて捨てたことがあるという人も多いのではないでしょうか。ドレッシングをあまり使わないのであれば、購入して余らせるよりも必要な分だけ手作りした方が節約になります。
他の調味料でも、買ったはいいものの意外と使っていないものもあると思います。調味料もご自分で作れるものも色々ありますので、自作してみましょう。これもDELISH KITCHENやクックパッドなどにたくさん載っています。
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節約できる手作りドレッシング!簡単ドレッシング5選冷蔵庫を整理する
冷蔵庫の中身を把握していますか?
把握していないのであれば、冷蔵庫を整理して、何があって何が足りないのか確認しましょう。食材の有無が分かれば、余計なものを買うことがありません。整理するときには、食材の消費期限も分かるようにしておきましょう。消費期限切れを防げぐことができるのでおすすめです。
冷蔵庫が分かりやすく使いやすいように整理することで、食費を助けてくれる冷蔵庫が出来上がります。
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食費節約で月2万円台に!実現するために必須な冷蔵庫の整理術近隣スーパーの値段を把握する
できるだけ安いところで買うのが節約の基本です。特売日や季節によって値段が変わってきますし、ポイントのことも考えると条件も変わってきます。
近隣スーパーの値段に詳しくなってくると、食材の一番安い時期に一番安いスーパーで買うことができます。これが実現できると、食費をかなり節約することができます。値段を把握するために、日頃から広告をチェックしておきましょう。
節約は継続しないと意味がない
食費を節約するには、毎日続けないことには意味がありません。
継続して節約に取り組まないと、余計な出費が増えてしまい支出を減らすことができません。節約は、どれも時間と手間がかかってきます。大変ですが手間をかけた分、食費を確実に節約することができます。
健康の健康を考える
家族の健康と食費の節約はもちろん両立させることができます。両立させるためには、どちらもバランスを見て調整する必要があります。どちらかを優先するというのなら、当然どちらかを犠牲にする必要が出てきます。
家族の健康を優先したいのなら、食費を抑えるわけにはいかないので、どうしても高めになってきます。ただ、この気持ちはよく分かります。家族が元気に働いたり、勉強できるのは、健康的な食事があってこそだからです。
ですので、家計がよほど厳しくないのであれば、食費の節約は無理する必要はないのではないでしょうか。節約できるのは、何も食費だけではありません。水道や電気の費用を節約したり他の不要な費用を抑えることを優先しましょう。 自分も含め家族の健康を考えることはとても大切です。
食費節約のまとめ
料理の腕を磨いたり意識を変えるなど節約術は、なにかと手間や時間がかかりますが、実現していくことで食費を減らしていくことができます。
注意することとしては、必要以上に食費を減らしてしまうと、家族の健康状態を損なう可能性があります。毎月の食費も大事ですが家族の健康の方が大切だと思います。
無理することなく食費を節約するようにして、それ以外の出費を見直すようにして余分な出費を抑えるようにしましょう。そのためには、家族の協力が必須なので、家族と一緒にどうするのが最適なのか考えてみましょう。