節約をするうえで、ご家庭のお金の使い方を把握するのはとても重要です。ちなみに、家計簿って付けていますか？
家計簿をただ付けているだけでは、あまり意味がありません。もちろん、付けていないよりかは付けていた方がいいんですが、せっかく付けるのであればお金が貯まる会計簿の付け方を学んだ方がいいと思いませんか？
今回は、そんなお金が貯まる会計簿の付け方を紹介していきます。
目次
お金が貯まる家計簿の付け方
お金が貯まる家計簿には共通の特徴があります。
支出をカテゴリ分けしている
家計簿にもいろいろな種類があるかと思いますが、基本的にどのようなものに書かれていたとしても、良い家計簿というのはすっきり綺麗に書かれています。その家計簿を誰が見たとしても分かりやすく上手にまとめられているわけです。
見やすさの決め手になるのが、カテゴリ分けがしっかりできているかになります。家計簿を大きくカテゴリ分けすると、収入と支出の2項目になります。さらにそこから、それぞれ細かくカテゴリ分けができます。
収入は、毎月決まった金額が入ってくる場合が多く問題ありませんが、問題となってくるのが支出のカテゴリ部分です。
支出のカテゴリ分けは、家賃や食費などの衣食住に関わることから教育費や交際費など変動幅が大きいものまで様々あり、ここのカテゴリ分けをしっかり行いましょう。
用途不明金が無い
節約の前提として用途不明金をなくしましょう。収入と支出、貯金とお金がきっちり合っている必要があります。何に使ったか分からないという状態が続きますと、節約も貯金もできません。
数字が合っている状態が正しい家計簿のあり方です。自分がどんなことにお金を使っているかをしっかり把握しましょう。何でもきちんと明細書を残すようにして、すべてを家計簿に一括で管理しておかないといつまでたってもお金は貯まりません。
正しい家計簿には、用途不明金のような曖昧なところは存在しないのが普通です。
正確な金額を記録する
正しい家計簿にはすべて正確な金額が記録されています。正確な金額が記録することで、毎月どれだけ使ったのか、どこを節約すればいいのかが分かり、貯金をすることができるのです。
どんぶり勘定でもいいから家計簿をつけるべきということをたまに聞きますが、それでは家計簿を付ける意味がありません。家計簿がアバウトだと、無駄遣いをしているところがアバウトになり、改善に繋がりません。いつまでたっても家計の駄目なところを把握することができません。
家計簿は、正確にやらなければ意味がないのです。
予算を立てる
これは人によりますが、お金があればあるだけ使ってしまう人がいます。自分ひとりで生活しているのであれば問題ありませんが、家族と生活しているのであれば、突然の出費に備えることができません。
予算を立てておき、不測の事態にも耐えられるようにしておきましょう。金銭的余裕は、心の余裕に繋がってきます。立てた予算内で生活することができれば、計画的な貯金に繋がってきます。
予算を立てられるということは、それだけ何にお金を使っているか分かっている証拠でもあります。正しい家計簿であれば、予算もきっちり立てられるものです。
もちろん、最初はうまくいかと思います。それでも、いろいろと試しながら繰り返すことでご家庭に最適な予算が決まってきます。最初は実情と少しずれている数字になるかもしれませんが、予算は必ず立てておきましょう。
長く続けている
良い家計簿は、どのような形であっても長く続いています。家計のその時その時で、改善点があり振り返りながら家計簿の改善をしているからです。
今どきの家計簿は、アプリやソフト、紙など付け方が多様化していることもあり、ご自分に合ったものを選べば良い家計簿が作りやすくなっています。
家計簿を続けるコツ
節約もそうですが、家計簿も続けることは難しいものです。細かい数字に向き合うことになるので、苦痛に思う人もいるでしょう。
家計簿を長く続けている人でも工夫することで家計簿を毎日付けています。家計簿を続けるためには、無理せず続けられるように習慣化する必要があります。
楽しめる目標設定が必要
続けるためには、やっていて楽しめる目標が必要です。先程、予算を設定する話をしましたが、その予算の先に目標設定をしておくことで、予算内で収めようという気分が高まってきます。
おすすめしたいのが、節約を頑張る自分にちょっとしたご褒美を用意しましょう。たとえば、家計簿を付けて予算内に収めることができたら、お菓子を買っても良いなどです。もちろん、そのお菓子代も予算の中に組み込んでおくことは前提です。
自分なりの楽しみを用意しておくことで、毎日の節約も楽しみに変わってきます。
とはいえ、度を超えたご褒美はやめましょう。あくまでも自分へのちっちゃなご褒美にするのが鉄則です。
家族に協力してもらう
節約は、自分一人でやるには限界があります。周囲を巻き込んでいくのが成功の秘訣です。あなた一人で頑張るのではなく、ご家族も巻き込んで節約に貯金に励みましょう。
先程は、ご自分用の小さなご褒美ですが、家族用も用意するのです。たとえば、年に一回、節約して家族旅行するといった感じです。年一回が難しいなら、月に一回の食事でもいいでしょう。大事なのは、家族みんなが楽しみながら節約を経験することです。楽しいことを経験できれば、日々の節約も率先してやってくれます。
家計簿の種類
家計簿にも種類があって、アナログなものからデジタルなものまであって多種多様です。どれが自分に合うものか分かりづらいかと思います。どの家計簿がご自分に向いているのか把握しましょう。
自分に合わない家計簿を使っていると苦痛なだけなので、よくよく家計簿の特徴は知ってから始めることがおすすめです。
自作の家計簿
候補としてまず、自作の家計簿があります。
この自作の家計簿に向いている人としては、何かと自分でいろいろやりたい人が向いているかと思われます。既製品は、雛形が決まっていますが、自作であれば自由にカスマイズすることが可能です。これらが得意でないとただただ家計簿が苦痛になってきます。
市販の家計簿
本屋によくあるのが、市販の家計簿になります。手軽でデザイン性が優れたものも多いので初心者にはうってつけです。
ただ、市販品ということもあり、使っていたものが売上によっては販売停止になってしまうこともあります。そうなりますと、毎回その家計簿の書き方を覚える必要があり、整理整頓がしづらくなるデメリットもあります。
家計簿アプリ
アプリでの家計簿が一番人気なのではないでしょうか。
さまざまな家計簿アプリが出ていてます。アプリはスマホで操作するため、簡単で、効率的に家計簿をつけたい人におすすめです。
マネーフォワード ME
クレジット決済も口座引き落としも自動で記録してくれる
複数の口座やクレジットカードやポイントを一括管理したいのであれば、マネーフォワードがおすすめになります。口座やカードを連携しておくことで、使った金額や用途を自動でグラフ化してくれます。家計簿の大部分をマネーフォワードが作ってくれます。
また、アマゾンや楽天などとも連携することが可能なので、通販をよくする人にもおすすめです。
家計簿Zaim
家計簿を付けることに挫折した人ほどおすすめ
850万ダウンロードを記録した大人気の家計簿アプリになります。
人気アプリということもあって、レシート読み取り機能や連携機能、つけ忘れ防止のアラームなど、本当に便利な機能が満載です。
ロックをかけることができるので、安全性を気にする人にもおすすめです。
家計簿Dr.Wallet
レシートをオペレーターが入力代行するから正確
ユーザーが撮影したレシートをオペレーターが手作業で直接入力し分類してくれるのが特徴になります。
レシート撮影機能だと、場合によってはうまく読み取ることができず、イライラしてしまうことが多いかと思います。このアプリであれば、手作業で入力してくれるので安心です。
オペレーターがレシートを分割して入力するから、プライバシーも守られる仕組みになっています。
まとめ
家計簿を付けることで、お金の使い道を事細かく把握することができます。ただし、把握するためには、自分に合った家計簿で正しく付けていく必要があります。
家計は、年齢や家族構成によって収入や支出が変化します。変わるたびに、柔軟で最適なお金の流れとはどういったものなのか考えて対応する必要があります。
家計簿を確認して何度も振り返ることができるように、過去に付けてきた家計簿は残しておきましょう。
日々、家計簿を付けていくことで、自分や家族の生活スタイルが客観的に見ることができます。家計簿を続けるためにも、家計簿の付け方を最初にしっかり見極めることが大切です。
