日々の支払いの中で、クレジットカードや電子マネーなど現金を使わない決済方法が年々増えています。現金ではなくキャッシュレス決済を利用することに、どのようなメリットがあるのか気になっているかと思います。
今回は、キャッシュレスの中でも、クレジットカード決済に着目して、クレジットカード決済と現金決済のどちらがお得に生活費を節約できるか紹介していきます。
目次
生活費の節約ならクレジットカード決済のほうがお得に
生活に関わる日々の支払いは、現金よりもクレジットカードで決済したほうがお得になります。
- ポイントが付与される
- 支払いを管理しやすい
クレジットカード決済でポイントが付与される
支払いをクレジットカードで決済すると、金額に応じてポイントが付与されます。お店独自のポイントシステムがあれば別ですが、クレジットカード決済と現金決済との違いは、このポイント付与の差になります。クレジットカード決済で貯めたポイントは、ネットでも実店舗でも使えるのはもちろんですが、ギフトカードやマイル、各社のポイントに移行できたりととにかく便利です。
食料品や日用品などの支払いをクレジットカード決済に切り替えれば、よりたくさんのポイントを貯めることができます。
ちなみに、クレジットカードのポイント還元率ですが、1%以上あると高還元率といえます。
たった1%かと思う人がいるかもしれません。支払いをすべてクレジットカード決済にした場合、月間で数万円から数十万円になります。必要経費を支払ったうえで、その金額の1%がポイントとして使えるのです。使えるお金が1%増えると考えたら大きいですよね。
汎用性の高いものに交換する
貯めたポイントをギフトカードや各種ポイントに交換することで、買い物に使うことができます。クレジットカードのポイントは、お肉やお米といった食材や日用品などに替えることができますが、生活費を節約するのであれば、本当に必要なものを買うことができるギフトカードやポイント移行がおすすめです。
支払いを管理しやすい
クレジットカード決済で支払うことのメリットとして、支払った明細を管理しやすいことが挙げられます。クレジットカード決済であれば、全ての支払いの明細が利用日やお店ごとに記録されますので、紙のレシートよりも見やすくまとめやすいという利点があります。
クレジットカード利用日から反映されるのが早い
Web上での管理画面があるため、いつでも明細を確認することができます。クレジットカード決済であれば、出費を管理することができ、無駄づかいを減らせることができるため節約に繋がってきます。
Web上での明細は、利用したお店によってバラつきがありますが、3日から1週間くらいで利用履歴が反映されますので、こまめに確認するようにしましょう。
Web上の明細をこまめに確認する
Web上の明細を確認することで、無駄な買い物をしていないか確認することができます。こまめに確認することで節約への意識付けができます。
現金決済でレシートを見返すよりも、Web上の明細であればまとまっているので生活費の内訳を把握しやすくあります。また、現金決済でレシートをもらい忘れるということがなくなります。
そして、クレジットカード決済であれば、家計簿アプリと連携することができ、出費の内訳を自動でカテゴリ分けしてくれ管理することができます。
クレジットカード決済であれば、ポイントを貯められるだけでなく、支出の管理がしやすいというメリットがあり、現金決済よりも断然お得になります。
クレジットカード決済のデメリット
クレジットカード決済のメリットは理解していただいたかと思いますが、デメリットももちろん存在しています。
買い物の回数や金額が増える
クレジットカード決済のデメリットは、気軽さも手伝い買い物の回数が増えてしまうことです。
- お金を使っている実感が薄い
- ポイントを貯めることが目的になる
これらのデメリットに思い当たる人も多いのではないでしょうか。
これらを防ぐためにも、Web上の明細をこまめに確認して、これまでの利用金額であったりその内訳を把握しましょう。
ポイントが貯めたくてクレジットカードを使ってしまえば、節約ではなく浪費ですよね。クレジットカードのポイントは、おまけです。日常で必要なものを買うときに、おまけとしてポイントが付いてくるものと考えましょう。
たとえば、同じ商品があって、片方はクレジットカードは使えないけど値段が安い商品。もう片方は、クレジットカードは使えるけど値段が高いお店。これを比較すると、クレジットカードを使えなくても値段が安ければ、こっちで買うほうが節約になります。
クレジットカードは気軽に使える分、ポイント目的で使ってしまう側面がありますので、十分に注意しましょう。あくまでもポイントはおまけです。
節約効果の高いクレジットカード
節約効果が高いクレジットカードを見極めるための選び方を紹介します。
- 年会費が無料
- 還元率の高さ
- ポイントの交換先が豊富
年会費が無料
節約の前提として支出を減らすことです。つまり、クレジットカードも年会費がかからないものを選ぶべきです。
クレジットカードの年会費は、数千円かかってきます。クレジットカードを使う以外に余計な費用が発生するのは、節約を考える上では大きなマイナスです。年会費のかからないクレジットカードを選びましょう。
注意する点として、初年度は年会費が無料としていても2年目から有料になる場合があります。年会費が永年無料のものを選びましょう。
還元率の高さ
先程も述べましたが、還元率が1%以上あるクレジットカードは、高還元のクレジットカードです。使い方と選ぶ商品によっては、5%を超えてくるところもあります。
節約をするならポイントは重要です。ポイントがより高還元なクレジットカードを持つようにしましょう。
ポイントの交換先が豊富
クレジットカード決済で貯めたポイントも、交換先が自分にとって価値がなければ意味がありません。ポイントが貯まりやすいカードを使うなら、ポイントの交換先が豊富ということもかなり重要です。
ポイント交換先が豊富であり、よく使うお店やサービスなどで使えるギフト券だったりポイント移行できることが大切です。
生活費を節約するならこのクレジットカード
節約におすすめのクレジットカードを紹介します。
楽天カード
年会費 | ポイント還元率 | ポイント名 | |
---|---|---|---|
初年度 | 2年目~ | ||
無料 | 無料 | 1.0%~15% | 楽天スーパーポイント |
発行スピード | 限度額 | マイレージ 還元率(最大) |
ETC年会費 |
7営業日程度 | 公式サイト参照 | 0.5% | 500円(税別) |
楽天カード株式会社が発行している人気の楽天カードは、年会費が永年無料です。このカードのメリットですが、とにかくポイントを貯めやすいことが挙げられます。とくにこのカードを楽天市場で使うとより多くのポイントを貯めることができます。
楽天市場で使えばポイント最大3倍
楽天カードを使って楽天市場で買い物をした場合、最大3%のポイントが付いてきます。また、楽天カードには、スーパーポイントアッププログラムが用意されており、対象サービスの条件を達成させていくことで最大16倍のポイントを貯めることができます。
楽天市場だけではなく、街中にあるお店でも楽天ポイント加盟店であれば、楽天カード決済で最大3%のポイントが付いてきます。※ただし、加盟店によりポイント還元率は変わってきます。
楽天ポイント加盟店は、グルメやショッピング、美容など、あらゆるジャンルの業種をカバーしています。楽天を日常的によく利用する人であれば、楽天カードはとてもおすすめなクレジットカードになります。
JCB CARD W
年会費 | ポイント還元率 | ポイント名 | |
---|---|---|---|
初年度 | 2年目~ | ||
無料 | 無料 | 1.0%~5.5% | OkiDokiポイント |
発行スピード | 限度額 | マイレージ 還元率(最大) |
ETC年会費 |
最短3営業日(通常1週間程度)※ | 公式サイト参照 | 0.3%~0.78% | 無料 |
※翌日お届け対象外
JCBが発行しているJCB CARD Wは、年会費が無料の高還元カードになります。ただし、このカードには条件があって、39歳以下限定のカードになります。39歳以下であるならば作っておきたいおすすめのカードです。39歳までに作っておけば解約しない限り40歳以降もずっと使えます。
通常よりWで貯まる!さらにパートナー特典もお得
JCBの通常のクレジットカードは、還元率にすると0.5%になります。しかしこのJCB CARD Wは、1%のポイントが貯まる高還元のカードです。
JCBのパートナー店でカードを利用するとポイントが2倍以上貯めることができます。2倍以上貯まるのは当たり前で、セブンイレブンでは3倍に、amazonでは13倍になります。JCBに加盟しているお店はたくさんありますので、ポイントを貯めやすいカードになります。
Yahoo!JAPANカード
インターネットサービスのYahoo!JAPANが発行しているYahoo!JAPANカードですが、このカードも年会費が無料です。Yahoo!JAPANカードは、Tポイントが使えるカードとして有名です。
Yahoo!JAPANのサービス利用でポイントが高還元
Yahoo!JAPANのサービスでYahoo!JAPANカードを利用することで、高倍率でポイントの還元が受けられます。たとえば、Yahoo!ショッピングやLOHACOで利用するとポイントが3倍になり、ヤフオク!の利用で支払い金額分のTポイント分とポイントが1%付与されます。
Tポイントカードとしても使える
Yahoo!JAPANカードは、Tポイントカードとしても使うことができます。
Yahoo!JAPANカードのTカード番号を紐付けしますと、貯まったポイントをYahoo!JAPANのサービスや全国のTポイント提携先で使うことができます。
もちろん、Tポイント提携先で貯まったTポイントもYahoo!JAPANで使うことができます。
まとめ
生活費を節約するためにクレジットカード決済のほうがお得ということを紹介してきました。クレジットカードで決済するメリットとしては、必要な支払いにポイントを付けることができることと、支払いの管理が簡単ということです。
そんな便利なクレジットカードを選ぶときには、年会費が永年無料であり、ポイント還元率の高さやポイント交換先をしっかり確認したうえで、ベストな1枚を選びましょう。
akari