一人暮らしの出費で意外とかかってくるのが食費です。食費を使い過ぎてしまい、給料日までまだまだ何日もあるんだけど…そんな困った経験も多々あるのではないでしょうか?
今回は、そんな一人暮らしの出費で一番かかる食費の節約方法を紹介していきます。
akari
目次
一人暮らしの1か月の食費の平均は?
一人暮らしの食費を比較するために、社会人と大学生の食費の平均を紹介します。
下記の表は、勤労者世帯で一人暮らしをしている人の食費の平均額になります。全国の一人暮らしの食費平均額は、46,782円です。
地域 | 食費(1カ月) |
---|---|
北海道・東北地方 | 51,771円 |
関東地方 | 51,687円 |
北陸・東海地方 | 45,009円 |
近畿地方 | 49,302円 |
中国・四国地方 | 43,562円 |
九州・沖縄地方 | 39,365円 |
一人暮らしの大学生の食費平均額は?
全国大学生活協同組合連合会が行った実態調査ですが、アパートや下宿などで一人暮らしをしている大学生が、1カ月あたりに使う食費は平均で26,230円になるそうです。
大学生の1ヶ月の食費が26,000円になるので1日の食費の平均は、約870円になります。もし、3食を毎日外食してしまうと1ヶ月の平均食費を超えてしまいます。
また、社会人の1ヶ月の食費は46,000円なので1日だと1,500円になります。社会人の場合も、3食を毎日外食すると46,000円は軽く超えてきます。
理想とされる食費の金額
一人暮らしの食費が平均額よりも高いのであれば、節約する必要があります。
理想とされる食費の金額は、収入の15%くらいと言われています。収入の15%以内に食費は抑えられていますか?
たとえば、社会人で収入が22万円の人は食費が33,000円となります。使いすぎていたり、節約できていたりと様々かと思います。
外食と自炊だとどれくらい食費が違うのか
1回の食事を仮に500円としますと、1日の食費が1,500円になってきます。これを1ヶ月続けますと、1,500円×30日で45,000円となってきます。当然、1回の食費が上がってくれば、1ヶ月で支払う食費は膨れ上がってきます。
一方、自炊をする場合ですが、これも仮に1週間を2,000円で過ごすとします。1週間で2,000円だとすると、2,000円×4週間8,000円で過ごす事ができます。自炊でどれだけ節約できるかになりますが、外食と比べると差は歴然ですね!
たとえ、自炊プラスで外食だとしても、毎食外食をするよりも確実に食費を抑える事ができます。
1ヶ月の食費を2万円で過ごす節約術
自炊をする
食費節約の基本は自炊をする事になります。自炊する事で食費を大きく抑える事が可能になります。
自炊をしたくない要因としては、疲れているから・めんどくさいから・洗い物がたいへんだからなどがあると思います。
料理に時間をかけたくない人用に火や包丁を使わないレシピは世の中にたくさんあります。ぜひ実践してみてください。とても簡単です!
レシピを増やす
そもそも料理のレパートリーが少ないと自炊をしても同じメニューばかりになってしまい、だんだんと苦痛になってきます。レシピサイトや料理を紹介した本は世の中にたくさん出ています。その中から、自分にも作れそうなレシピをストックしておきましょう。
実際に料理の画像を見たり、作ったりしているとテンションが上がってきて、料理にハマるということはよくある話です。まずは、レシピサイトや料理の本を読んでみて作れそうなレシピを増やしてみてください。
ご飯を炊くなら1度にまとめて炊く
ご飯を炊くのなら、都度、炊くよりも1度にたくさん炊いてしまいましょう。たくさん炊いて小分けに冷凍すれば、ごはんをストックしておくことが可能になります。
なぜこんなことをするかといいますと、外食の機会を防ぐためです。外から帰ってきたときに、ご飯を炊くのがめんどくさいな!とかご飯が炊けるまでの時間が長いな!って思ったことないですか?
そうなりますと、めんどうなんで外食を選んだりお弁当を買ってしまいます。
小分けしたご飯をストックしておけば、食べる分だけレンジで温めるだけなので簡単です。
惣菜を活用する
スーパーで用意されている惣菜を使うことで安くバラエティに富んだおかずを用意することができます。また、惣菜は、料理が出来上がったものを真空パックに詰めて売っているため、温めるだけで食べられるからとても簡単です。
おかずにちょっと野菜を追加したいなと思うことってありませんか?
おすすめしたいのが、カット野菜です。パックの中にいろいろな野菜が入っているので、野菜炒めを作ったり、おかずにボリュームを出すために使えたりと、とても万能なんです。
このパックは100円前後で買えるため、野菜をそれぞれ揃えるよりも断然安く済ますことができます。
惣菜コーナーには、焼き魚やハンバーグなど種類がたくさんあるため、いろんなものを飽きずに食べることができるので食費節約におすすめです。どんな惣菜があるのか確認してみましょう。
冷凍庫を活用する
おかずを作る時に多めに作るようにしましょう。多めに作ったおかずを1食分に小分けして冷凍しておけば、毎日おかずを作る手間も省けますし、ガス代も節約する事ができます。
ただし、食材の中には冷凍すると食感が悪くなってしまうものもあります。冷凍に適した食材がありますので、以下の食材であれば気にせず冷凍するようにしましょう。
- キノコ類 → うまみ成分倍増
- タマネギ → 美味しさがなくならない
1週間分の献立を決める
献立を先に決めることで、必要ない食材を買ってしまうことを避けることができます。
細かすぎる献立を立てない
毎回、1週間分の細かすぎる献立を立てようとすると、最初はよくてもだんだん苦痛に感じてしまうでしょう。献立を考えることがプレッシャーになってしまい自炊が続かないので、献立はなんとなくこれにしようかなぐらいの予定で考えるようにしましょう。
使い回せる食材を使う
にんじんや玉ねぎ、ジャガイモなど、どんな料理にでも使い回せる食材を活用しましょう。また、にんじんや玉ねぎといった食材は、それだけでもメインのおかずになるので率先してストックしておきましょう。
献立を考えるのが無理なら先に食材を購入する
1週間分の献立を考えるのがどうしても難しいのであれば、しっかりと予算を決めたうえで食材を購入しその中で献立を考えましょう。
買い物は週に1回にする
買い物に出る機会が多いとその度に、ついつい余計なものまで買ってしまう可能性が高くなります。必要ないものを買っていると節約どころか使い過ぎになってしまいます。
できるだけ買い物は週に1度だけにして、スーパーなどの特売日を狙って行きましょう。そして、買い物に行くときは、コンビニはなるべく避けるようにしましょう。コンビニでの商品の値段は基本的に定価なので、コンビニ以外のところで買えばお得に揃えることができます。
節約を実践している人はコンビニをできるだけ利用しないように心がけています。
特売日を活用する
お店によって、8日だったり、火曜日だったりすると、お店独自の特売日を設定しているところがあります。特売日の商品を確認して、買う必要があると思った時に購入するようにしましょう。
最近は、広告チラシをネットで公開しているスーパーも多いので、紙だけじゃなくスマホでも確認しておきましょう。
家計簿をつける
家計簿を付ける事によって何に消費しているのかを客観的に把握することができます。レシートをもらって眺めているだけでは1ヶ月の収支の把握は難しいです。
何にいくら使っているのか分からないようでは、節約はできません。紙で付ける家計簿が続かない人は、スマホのアプリで簡単に付けれるものがありますので試してみましょう。
マネーフォワード ME
クレジット決済も口座引き落としも自動で記録してくれる
複数の口座やクレジットカードやポイントを一括管理したいのであれば、マネーフォワードがおすすめになります。口座やカードを連携しておくことで、使った金額や用途を自動でグラフ化してくれます。家計簿の大部分をマネーフォワードが作ってくれます。
また、アマゾンや楽天などとも連携することが可能なので、通販をよくする人にもおすすめです。
家計簿Zaim
家計簿を付けることに挫折した人ほどおすすめ
850万ダウンロードを記録した大人気の家計簿アプリになります。
人気アプリということもあって、レシート読み取り機能や連携機能、つけ忘れ防止のアラームなど、本当に便利な機能が満載です。
ロックをかけることができるので、安全性を気にする人にもおすすめです。
家計簿Dr.Wallet
レシートをオペレーターが入力代行するから正確
ユーザーが撮影したレシートをオペレーターが手作業で直接入力し分類してくれるのが特徴になります。
レシート撮影機能だと、場合によってはうまく読み取ることができず、イライラしてしまうことが多いかと思います。このアプリであれば、手作業で入力してくれるので安心です。
オペレーターがレシートを分割して入力するから、プライバシーも守られる仕組みになっています。
まとめ
一人暮らしの食費を20,000円以下に抑えたいのであれば、継続して自炊をして、無駄のない買い物を心がけましょう。購入した食材をしっかり使い切ることがとても大切です。
外食やコンビニのお弁当の購入回数を減らしていき、自炊を続けていきましょう。少しずつですが、毎月の食費が減っていくことを実感することができるでしょう。