お金がないとついつい口走ってしまうのが、お金がないという言葉です。この言葉を口癖のように言ってしまっている人っているかと思います。この口癖ですが、実はとても注意したい言葉なんです。
こういった口癖であったり行動は、お金がない人に共通する特徴であったりします。
今回は、お金がない人の特徴やお金がなくなる原因を紹介していきます。そのうえで、お金がない生活を改善する方法や気持ちの切り替え方などを説明していきます。
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お金がない人に見られがちな特徴
お金がないという人には共通点が存在します。
- 行き当たりばったり
- 楽観主義
- 無計画な借金
- 同情してほしいという深層心理
- 周りに気を使わせる自虐的な発言
- スケジュールに余裕がない
- 見た目がだらしない
行き当たりばったり
お金がない人の特徴として、計画性に乏しくとりあえずその場をしのげればいいということを考えがちです。
- セール品を衝動買いしてしまう
- 用もないのにコンビニに寄ってしまう
- レジ前に並んでいるものをカゴに入れてしまう
こういった場当たり的なお金の使い方をしている場合、そのほとんどが無駄遣いと言えるかと思います。
これらの行動に対して、お金を使うことの罪悪感や満足感といった感情が伴わないということが問題です。手持ちのお金がなくなるまで、当たり前のように浪費を繰り返してしまいます。負のサイクルに陥っている可能性があります。
楽観主義
お金がない人は、あまり物事を深く考えない傾向があります。
どういうことかと言いますと、お金がないないと言いながらも、なんとかなるだろうという根拠のない自信を持っていることが多く、現実逃避をしがちなんです。
プラスに考えられることは悪いことではありません。ですが、お金がなくこの生活を打開したいというのであれば、きちんと現実を受け止めることも必要です。
無計画な借金
無計画な借金が、金銭的に余裕がなくなってしまう一番の原因です。
ただし、借金にも良い借金と悪い借金があります。良い借金というのは、住宅ローンやマイカーローンであれば資産になりえるもので、これらは特に問題ありません。またカードローンであっても、計画を立ててしっかりと返済しているのであれば、こちらも問題ありません。
問題になってくるのが、無計画な借金を繰り返してしまうことです。無計画で行き当たりばったりの借金を繰り返してしまうと、金額によっては利子の返済ばかりになってしまい元本が減らない最悪の事態になってしまいます。
また、生活費を滞納することも借金としてカウントできます。なぜかと言いますと、支払いの遅れによって日々の生活費が圧迫されてしまうからです。
無計画な借金は、お金がないと常に口走ってしまう生活になりかねない危ない行為です。
同情してほしいという深層心理
お金がないことをさらけだしたりネガティブな言葉は、周りの人たちに無意識に気を使わせてしまいます。
ご飯やお酒の席で、お金がないということを口にするのは止めましょう。たとえ、奢ってほしいという気持ちが全く無かったとしても、その発言をすることで相手は良い気持ちにはなれません。
こういったことをさらけだしたりしてまうと、人脈が広がらないだけじゃなく、さまざまなチャンスを逃すことにも繋がってしまいます。
周りに気を使わせる自虐的な発言
そもそも、お金がないということを何の躊躇もなく言えるということは、日頃から自虐的な発言をしがちかと思います。
たとえば、旅行や買い物をした友人に、お金がないから私は贅沢できないよといったことを言ってしまうと、ひがみっぽく感じられてしまい、お互いに後味の悪い雰囲気になってしまいます。
人との付き合いにおいて、言葉というのは重要な要素になってきますので、相手を不快にする自虐的な発言は意識的にやめるようにしましょう。
スケジュールに余裕がない
お金と時間というのは密接な関わりがありまして、有限である時間を上手に使える人は、お金も上手に使うことができます。
つまり、お金に余裕がある人はスケジュールにも余裕があったりします。
たとえばで言いますと、お財布にある現金がなくなる度にATMや銀行へと頻繁に足を運び、余計な手数料を払ったりするような行為は、お金も時間も無駄にしてしまっています。
見た目がだらしない
お金がないという人は、時間にルーズというだけでなく見た目もだらしがないという人が多かったりします。
服や髪に対して気を使ってないことが多く、たとえどんなに高級品を身にまとっていたとしても見た目がだらしなく感じられてしまいます。
普段から気にするようにして、気づいたらすぐに手入れをするようにしたり、細かいことにも気づくようにしましょう。そうすることで、その場しのぎのお金を減らすことができ、余計な無駄遣いを防ぐことができます。
お金がなくなってしまう原因とは?
お金がない人が陥りがちな、お金がなくなる原因を紹介します。
- 何にいくら使ったか把握していない
- 計画的にクレジットカードを使えていない
- 無計画にあるだけ使ってしまう
- 買い物の判断基準があいまい
- お金のことが後回しになってしまう
何にいくら使ったか把握していない
何にいくら使っているのか分からない状態だと、お金を貯めようと思っても貯めることはできません。どんな支出があるのか分かっていなければ、お金は出ていく一方です。
お金というものは、お金を大切に扱ってくれる人のものに集まってくると言われています。何にいくら使っているのか分からなかったり、口座にいくらあるのかも分からないという状態だと、お金は逃げ出していってしまうでしょう。
計画的にクレジットカードを使えていない
当然のことですが、手元の現金や口座の残高などを気にせずに、クレジットカードをどんどん使ってしまうと、すぐにお金がなくなってしまいます。
クレジットカードによる決済はとても簡単で便利なものですが、大事なお金を使った感覚を持てないことが怖いところです。
クレジットカードを使った計画的な支出ではなく、場当たり的な使いかただと、いつまでたってもお金が貯まることはありません。
無計画にあるだけ使ってしまう
無計画にあるだけのお金を使ってしまうと、当然ですがお金はすぐになくなってしまいます。
下記のような経験がある場合は、危険な兆候かもしれません。
- 1万円を崩したら、いつの間にかなくなってしまう
- 手持ちのお金がなくなると銀行からお金を下ろす
- 給料日が近くなる頃は決まって金欠になってしまう
毎月の給料日が待ち遠しい状況になってしまっている状況では、貯金を増やしていくことはなかなか難しいでしょう。
買い物の判断基準があいまい
買うのか、買わないか、買い物での判断基準があいまいなままだと、余計な出費が多くなってしまい、お金がなくなってしまいます。
- 必要ないのに、セールの文句につられて買ってしまう
- 友人と一緒に買い物に行って、自分も欲しくなってつい買ってしまう
- セールにて衝動買いをするが結局あまり使っていない
こういったように判断基準があいまいなままで買い物をしていると、お金はあっという間になくなってしまいます。
お金のことが後回しになってしまう
お金について考えることを忙しいからといって後回しにしている人は、お金を貯めることはできません。
- 家計簿をつけていたとしても、毎月の振り返りができていない
- レシートをその場で捨てている
- 毎月の固定費などの見直しを面倒で先延ばしにしている
こういった経験がある人は、お金について考えることを後回しにしてしまっています。支出を気にしないまま、何となくお金を使ってしまっては、お金がなくなってしまう最大の原因でもあるんです。
お金がない生活を脱却するために必要な方法とは?
- 生活習慣を見直す
- 持ち物を整理する
- お金を使う前に貯金する
- 計画的にローンを活用する
- 副業を検討する
- 支援を検討する
生活習慣を見直す
お金がなくなってしまう原因としては、お金の管理であったり計画が甘いからです。そのためにも、家計簿をつけて生活習慣を把握するようにしましょう。
家計簿をつけるることで、毎月の振り返りができ、何に使ったのか分かるようになります。
家計簿をつけるときに、たとえば、大雑把に食費と書くのはやめましょう。使ったお店の名前を書いておいたり、項目をもう少し分けて書くようにして、後で振り返ったときに理解しやすくしておくのが家計簿のコツになります。
もし、手書きの家計簿が面倒だと思うのなら、家計簿アプリがおすすめになります。いろいろと便利なアプリがありますが、クレジットカードや銀行口座と連携させることで自動的に家計簿を作成してくれるアプリなどもあります。
そして、クレジットカードだと使いすぎて不安だという人もいるかと思います。その場合は、プリペイドカードを使ってみることをおすすめします。プリペイドであれば、前払い式なので使いすぎを防ぐことができますし、カードブランド加盟店で使うことができます。
持ち物を整理する
余計な買い物を防ぐためにも、ご自分が今何を持っているか把握するために、持っている物を整理してみましょう。把握する物として、頻繁に買い物に行く衣服や食料品が該当してきます。
買い物に行くと、毎回、このデザインや色の服を持っていなかったと思い、結果似たような服を買ってしまってる人って結構多いかと思います。
事前に同じようなものを持っているのか把握していれば無駄づかいを防ぐことができます。
このような無駄づかいを防ぐためにも、普段から持ち物を整理整頓して、どんなものを持っているのかしっかり把握するようにしましょう。
また、不用品があるのであれば、フリマアプリや不用品買取などを使って売りに出し、臨時収入に変えるようにしましょう。
お金を使う前に貯金する
お金を使ってしまいお金がないという人は、そもそもの順番が間違っています。
お金を貯めるためには、使って残ったお金を貯金するのではなく、残ったお金で生活していくが正しい方法になります。
どういうことかといいますと、給料日になったらまず貯金したい額を先に確保してしまうのです。こうすることで、今月は貯金できないという事態にはならないでしょう。
先に貯金してしまうこの方法は、お金があるだけ使ってしまう人にとって最適な方法になります。
計画的にローンを活用する
無計画なローンは怖いですが、返済計画をしっかり立てて賢く利用するのであれば、ローンだとしても心と時間に余裕をもたらせてくれる便利なものでもあります。
たとえば、ご自分にとって必要な目的はあるが金額が大きいという場合、かかってくる費用を事前に全て貯めるというのは時間がかかってしまいます。時間を費やしすぎては、最適なタイミングを逃してしまう可能性だってあります。
時間もお金と同様にとても大切なものです。なるべくベストなタイミングでお金を使っていくのが理想です。そんなタイミングを逃したくない時に、強い味方になってくれるのがローンでもあるのです。
ローンを活用して、時間的な余裕を手に入れることができれば、計画を立ててお金のことをじっくり考える時間が生まれるはずです。ローンを上手に活用することができれば、お金がないことから脱却するための有効な方法になり得るのです。
当然ですがローンは、返済する義務があります。これを忘れずに、しっかりとした返済計画を立てて上手に活用するようにしましょう。返済計画は、毎月の支払い額だったり支払い日、返済期間などを頭に入れて、無理のないように計画しましょう。
副業を検討する
支出をコントロールする以外にも入ってくる収入を増やすという方法もあります。それが副業です。
副業はまだまだ一般的ではありませんが、段々とニーズは高まってきています。
副業を始めるときは、本業に影響が少ないものを選ぶことが大事です。働く時間帯が被らないようにしたり、同じ業種だったり業界を選ばないようにしたりしましょう。
副業をする場合は、本業とは関係ない業界を選んだほうが無難です。
支援を検討する
これは簡単ではありませんが、国や自治体が用意している支援を活用する方法もあります。お金がなく生活が困難になってしまった人のために、生活再建を支援策が用意されていたりします。
支援策は国や自治体だけではなく、金融機関などでも行われていたりしますので、市役所などに行き生活支援の窓口に相談してみるといいでしょう。
お金がない生活は心がけ一つ
人の意識は、心がけ一つで変わったりするものです。ちょっと意識するだけで、行動が変わってくるのです。
お金がなぜないのかを考えてみる
お金がなくなってしまう原因は、必ず存在します。こうなってしまう原因を考える機会を意識的に持つことが大事です。なぜお金がないのかをしっかり考えることが、身の丈にあった生活に繋がっていき、収支のバランスを保つことになってくるのです。
ストレスをためない
お金がない状態だと、貯金をしなきゃという気持ちに支配されていきます。この気持ちはストレスになってきますし、浪費癖が治まっていきません。
理想の生活になかなか近づけないことで、衝動でセール品や安物を欲しくもないのに買ってしまい、結果いらない物が増えて散らかった環境になりがちです。こういったストレスから解放されるために、お金の予算を立てることが大切になります。
たとえば、予算の中に何に使っても大丈夫な枠を用意だてましょう。そういうお金があれば、このお金は使ってもいいんだと思え、満足感を持って買い物ができます。そして、気持ちに余裕が生まれてくると、そのお金がもったいないという気持ちに変わってきて、貯金しようと思ってくるから不思議なものです。
前向きな言葉を口癖にする
言葉にすることで、気持ちに暗示をかけることができ、人をそういう状況にもっていく心理的な影響力があります。
ですので、せっかく暗示をかけていくのであれば、お金がないというネガティブな言葉ではなく、○○万円貯めるんだといった前向きな言葉に変えてお金に向き合っていきましょう。
お金がない原因を理解して貯められる人に
収入がある程度あるのにお金がないという人は意外に多くいるのが現実です。ですので、節約しなきゃと心がけるのはとても大切ですが、無理な節約はただの苦行であり長続きしません。
長く続くパターンとしては、ストレスなく必要なもの以外にお金を使わない体質に変わっていくことです。そのためには、ご自分にとって簡単な方法であり、無理なく続けるということが前提になります。
この無理なく節約が続けられるということが実感できれば、お金は自然と貯まっていきます。それと同時に余裕が生まれてきて、自信も湧いてくるはずでしょう。