節約しているのに貯金がなかなか増えていかないということってあるかと思います。そんな時に見直したいのが、必要のない支出です。
今回は、そのままにしておくと損をしてしまう3つの支出について紹介していきます。
その1:生命保険の保険料
そもそも生命保険に加入しているという人は、2016年に生命保険文化センターが調査した結果ですと、男性で81.3%、女性で80.6%になるそうです。
万が一のことがあったとしても経済的に困らないように生命保険を備えておくものであります。
たとえば、子供が生まれたときに、もしものときのために、学費や生活費に困らないよう、相応の金額の生命保険に加入することになります。そのうえで、子供が独立して教育費の心配がいらなくなったのなら、保険料は下げるべきです。
何年も前に加入した生命保険を見直していない場合、高すぎる保険料を払い続けている可能性があります。高い保険金を設定していると、毎月の保険料も高くなってしまうので、とてももったいない話です。
保険は、子供の成長や家族の状況に合わせて見直していくことで、無駄な支出を無くすことができます。生命保険を見直しをして、損をしない支出にしていきましょう。
その2:クレジットカードの年会費
クレジットカードの年会費ですが、初年度無料になっているところが多くあります。ですが、2年目以降の会費には、条件をクリアした場合に限り無料になることが多くあります。
- 1年以内に一度以上の利用
- 1年以内に一定金額以上の利用
- リボ払いの申込みで年会費無料
- WEB明細で年会費無料
これはクレジットカードを複数枚持っている人になってきますが、新しく作るときに、2年目以降の年会費の条件があったとしても、軽くクリアできると思うかもしれません。ですが、クレジットカードを作ったものの、そのカードを使わないという場合もよくあります。その結果、忘れたころに年会費の請求が来て驚くといった話はよくあることです。
クレジットカードは、払った感覚を得にくいため、余計な買物をしやすい傾向にあります。新規キャンペーンなどにつられて、安易にカードを作りすぎないようにしましょう。
もし、クレジットカードの使いすぎが心配なら、デビットカードがおすすめです。
デビットカードであれば、設定した口座にあるお金以上には使えない仕組みになっています。使いすぎのリスクを減らすことができ、安心して使うことができるでしょう。
その3:無駄な自己投資
無駄な出費であれば支払うのをためらう人でも、自己投資の場合だとかなりの金額を払ってしまう人が多くいます。
- 英会話や資格試験といったスキルアップ
- スポーツジムやサプリメントといった身体を鍛える
- 新聞や雑誌、アプリでの定期購読で情報収集
- ヘアサロンやエステ、ネイルといった美を磨く
自己投資をして自分を磨くことはとても大切です。とはいえ、自己投資だからといって高すぎるお金を払い続けていては、家計のバランスを保つことはできません。
名前にもありますが、自己投資は自分に対する投資です。投資したからにはリターンが必須です。どれだけ自分に返ってくるのか、その大きさによって、投資するお金を決めるべきです。
リターンと比較して投資するお金のほうが大きいのであれば、投資先としては止めるべきです。適切な支出になっているか、しっかり確認して判断するようにしましょう。
また、会費を払っているけど通っていないものがあるのであれば、今すぐ止めるようにしましょう。「また行くかもしれない」「今まで払っていた金額がもったいない」というのがよくある理由ですが、なんだかんだで結局行かないものです。
継続的な支出は忘れがち
毎月、定期的に引き落とされるお金は、払っている感覚が薄くなり、そういうものだと思ってしまい忘れがちです。その結果、支出を疑うこともなく、支払い続けてしまうのです。しっかりチェックをして損することのないようにしましょう。
ついつい見過ごしてしまいがちな継続的な支払いですが、継続的な支出だからこそ注意が必要なんです。家計簿やクレジットカードの明細、銀行の通帳などをチェックをして見直し、本当に必要な支出なのか考えるようにしましょう。
まとめ
- 生命保険を定期的に見直して必要な保障内容にする
- デビットカードで使いすぎを防ぐ
- 自己投資をするならリターンの大きいものにする
- 継続的な支出を見直して無駄な支払いを防ぐ
節約しているのに貯金が増えないのは、無駄な支出が邪魔をしている場合が多くあります。家計の支出を定期的に見直して本当に必要な支出なのか考えるようにしましょう。